家庭用パソコンのリサイクルに関する仕組みで,2003年10月から資源有効利用促進法に基づき運用されている。

 メーカーがパソコンの販売時に価格にリサイクル料金を上乗せし,その製品には「PCリサイクル・マーク」を付ける。このマークが付いたパソコンを消費者が廃棄する際は,メーカーが無料で回収・再資源化するという仕組みである。制度が始まった2003年10月以降に発売された製品には,リサイクル・マークが付いているものが多い。資源再利用率は現在,おおよそデスクトップ・パソコンで75~80%,ノート・パソコンで50~70%といったところ。

処分時のリサイクル料金
処分時のリサイクル料金
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