電子部品 受動部品からモジュールまで電子部品の総合情報
 

電力回生とは

デンリョクカイセイ

2007/10/30 09:30
印刷用ページ

 機器で生じる余剰なエネルギーを回収し,電力として再利用する技術のこと。機器のエネルギー効率を高められる。

 現在,モータによる電力回生が主流である。当初,大型モータを備える機器で採用が始まった電力回生だが,現在では出力の低い機器にも浸透しつつある。電車にモータでブレーキをかけた際に発生する電力を架線に戻す技術として採用が始まった。その後,100kWを越える出力が必要な産業機器や工作機器などの間で広まってきた。

 モータに電気を流すと,モータが回転する。逆にモータの回転軸を回すと,モータで電気が発生する。モータによる電力回生では,この原理を利用する。例えば,ハイブリッド車ではモータで車両を減速させる。このとき,モータで発生した電力を蓄電装置にためて,次に加速する際に使うことで燃費が向上する。

 モータを使った電力回生は二つに大別できる。(1)外部に電力を戻す方式と,(2)機器に搭載した蓄電装置に回生電力を蓄電する方式である。

 このほか,最近ではAC-DCコンバータのスイッチング電源で発生するサージ電圧を回生する方式も実用化されている。

図1 電力回生の種類
図1 電力回生の種類(日経エレクトロニクス2007年10月22日号より抜粋)

図2 3相モータの駆動方法と電力回生方法
図2 3相モータの駆動方法と電力回生方法(日経エレクトロニクス2007年10月22日号より抜粋)

<技術者塾>
電源制御と主回路の定式化手法(2日間)
~状態平均化法によるコンバータの伝達関数の導出と制御設計の基礎について事例を基にわかりやすく解説~



これまでの電源設計の教科書にはない新しい見地から基礎理論および実践例について解説するとともに、「系の安定度」の問題点と解決手法についても解説します。今年3月に発刊した「スイッチング電源制御設計の基礎」(日経BP社刊)をベースに最新の内容を解説いたします。詳細はこちら

【日時】:2015年9月28~29日 10:00~17:00 (開場9:30)予定
【会場】:化学会館(東京・御茶ノ水)
【主催】:日経エレクトロニクス

コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング