光ジャイロの一種で，航空機などに搭載される高精度のジャイロ。

　複数のミラーで構成した三角形など多角形の光路に，両方向に回転するレーザ光をそれぞれ入射する。その状態でジャイロに角速度が加わると，その角速度と同じ方向に回転しているレーザ光の光路は相対性理論で導かれるように長くなり，逆方向のレーザの光路は短くなる。いわゆるサニャック（Sagnac）効果が生じる。この光路差により，レーザ光の波長が変化して周波数の差となる。この周波数の差から角速度を求める。

　→関連：光ファイバジャイロ