有効断面積sとは,その通路(流路)の実際の断面積aに,その機器固有の係数(流量係数に相当)を乗じたものと見なされ,s

 合成有効断面積は次の関係式から算出する。

 直列接続の場合,
  1/S2=1/S12+1/S22+…+1/Si2 (a)
  S :合成有効断面積
  Si:個々の有効断面積

 並列接続の場合,
  S=S1+S2+…+Si (b)

 個々の通路の有効断面積を求めるには以下のように行う。機器を所定の大きさの空気タンクに直結して,空気タンク内の圧縮空気を大気中に放出する。この時,放出時間と放出前後の圧力を測定して,JISで規定されている計算式を用いて算出する。各種機器の有効断面積の値は,メーカーが求めたものがカタログなどに記載されているので,それを参照するとよい。