トヨタ自動車が2004年9月に発売したミニバン「アイシス」に搭載した,狭い道などでのすれ違い操作を支援するシステム。フロントバンパに備えた4台の超音波センサがステアリングの舵角情報を基に,障害物にぶつかるかどうかをドライバーに知らせる。

 これまでの超音波センサは,車両前方1m程度までの障害物であればすべて検知してドライバーに警告していた。アイシスのシステムが新しいのは,ステアリングの舵角と連動させて,クルマの軌跡を推定する機能を盛り込んだことである。ステアリング操作で回避可能な場合は警告音を鳴らさないようにして操作性を高めている。