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PICMGとは

ピーアイシーエムジー

2005/10/06 18:47
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PCI Industrial Computer Manufactures Group

 PICMGは,2つの意味で使われている。1つは,規格策定団体を指す。もう1つは,特定の規格仕様に基づくボード製品である。PICMGボードとも呼ばれる。ちなみに,PICMGは“ピックエムジー”と発音されることも多い。

 PICMGは本来,規格策定団体(PCI Industrial Computer Manufactures Group)の名称である。パソコンで標準的な入出力バスとなったPCI (Peripheral Component Interconnect)バスのインタフェースLSIといった安価な技術資源を生かしつつ,産業用のボード・システムで利用できるバス・ボードの規格を策定するために設立された。

 PICMGの最初の成果は,「CompactPCI」バス・ボードの規格である。CompactPCIバスは電気的にはPCIであるものの,ボードやコネクタなどの機械的な仕様はユーロカード(3Uおよび6U)に準じた。

 当時,産業用ボード・システムに普及していたバスはVME(Versa Module Eurocard)バスだった。VMEバスに使われていたボードであるユーロカードを,CompactPCIバス・ボードにも採用したのである。

 PICMGはその後,CompactPCIバスの拡張機能やPCI-PCIブリッジ・ボードの仕様などを策定してきた。最近では,通信用ボード・システムに向けた技術仕様「AdvancedTCA」を策定している。

 一方,PICMGボードは,PICMGが策定したPCI/ISA規格に基づくバス・ボードである。PCIバスのエッジ・コネクタのほか,PCI以前の時代にパソコンで普及していたISA(Industry Standard Architecture)バスのエッジ・コネクタを備える。このPICMG PCI/ISAバス・ボードは,CPUボード(シングルボード・コンピュータ)向けに仕様が策定された。パソコンのCPUボードであるマザーボードは,産業用には適していないと考えられていたからである。バス・ボードの挿抜によってマザーボードの配線やハンダ接合部などに悪影響が出ることを懸念した。

 PICMG PCI/ISAバス・ボード・システムでは,数多くのコネクタを搭載したバックプレーン・ボードにエッジ・コネクタ型ボードを挿入する構成を採る。当然,バックプレーンは産業用に適した頑丈さを備える。このシステムでCPUボードとなるのが,PICMG PCI/ISAバス・ボードである。現在では単にPICMGボードと言えば,PICMG PCI/ISAバス・ボードを指すようになっている。


PICMGボードの例
PCIバスのエッジ・コネクタ(写真の左下)とISAバスのエッジ・コネクタ(写真の右下)を備えた,シングルボード・コンピュータである。写真はコンテックの「SPI-8151-LLVA」。

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