家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 

モバイルWiMAXとは

モバイルワイマックス

2006/03/24 09:33
印刷用ページ

 端末の高速移動時でも通信を続けられる無線データ通信の物理層とMAC層の規格「IEEE802.16e」を基盤にした移動体通信の仕様。5M~20MHzの帯域幅を利用することで,回線が空いている場合には最大データ伝送速度が75Mビット/秒,実効的にも10M~20Mビット/秒と無線LAN並みの高速性が得られる(図)。携帯電話のような広域サービスが可能なほか,時速120kmと高速で移動中でも,数Mビット/秒で通信を続けられる。

 ハンドオーバーを簡略化するなどしてある程度通信のQoS(サービス品質)を割り切ることで,高速大容量のデータ通信サービスが大幅に低コストで提供できると期待されている。通信のQoSを強く意識したこれまでの広域をカバーする移動体向けデータ通信サービスとは一線を画したものといえる。

 ただし,周波数利用効率はHSDPAやEV-DOと同等かやや高い程度にとどまる点である。周波数利用効率が低いと,セル内での収容ユーザー数が増えた際にユーザー当たりのスループットの落ち込みが激しくなる可能性がある。周波数利用効率を上げるため,MIMO(multiple input multiple output)を利用も考えられているが,複雑な信号処理が必要なMIMOの実装は端末の消費電力が大きな課題となる。

 モバイルWiMAXは国内外で実用化の動きが活発である。国内ではKDDIのほかに,ソフトバンク系列のBBモバイル,NTTグループが実証試験に着手しており,イー・アクセスも「WiMAX推進室」を立ち上げている。これまで移動体通信から距離を置いていたアッカ・ネットワークスまでもが実験を始める。こうしたことから,早ければ2008年にも2.5GHz帯の周波数を使ってサービスが始まる見通しである。

図 高速移動しながらMビット/秒
図 高速移動しながらMビット/秒日経エレクトロニクス2006年3月13日号より抜粋)

関連する最近のTech-On!記事

【9月15日(火)開催】触るインタフェース(応用編)
~ウエアラブルと身体性から読み解く次世代インタフェース~


ウエアラブルデバイスで触覚情報を利用するための基礎と最新技術や、全身触覚と身体性に着目した新しい触覚インタフェースの新潮流について解説する。この分野に精通する3人の講師が、様々な研究開発例とその実装方法を紹介する。詳細は、こちら
会場:BIZ新宿 (東京・西新宿)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング