データとデータの論理的な関係性を記述するための枠組みの1つ。もともとの意味は「存在論」であり,実在するということを問い,筋道を立てて探求していく学問領域のこと。これが転じてコンピュータ科学においては一般に「知識を共有するために必要な,データの分類体系や推論手順などの枠組み」として使われている。

 例えば,書籍におけるオントロジーを考えた場合,タイトルや作者,出版社といったメタデータについて,これらを一定の表現方法で記述するための決まりの集合体である。