可視光通信
カシコウツウシン
人の目に見える光「可視光」を利用して情報を伝達する通信技術。主に照明機器や信号機などの表示機器,自動車の灯具などの発光ダイオード(LED)を搭載した機器が発する可視光を利用し,その周波数を変調したり,点滅させたりすることによりデータを送信する。無線通信を利用する場合に必要となる周波数割り当ての問題がないという利点がある。通信速度は,蛍光灯に比べてLEDのほうがはるかに高速になる。
実用化に向け,慶応義塾大学 教授の中川正雄氏を会長とする「可視光通信コンソーシアム(VCLL:Visual Light Communications Consortium)」が2003年11月25日に発足している。慶應義塾大学をはじめ,NTTドコモやKDDIといった通信事業者,NECやソニー,アジレント・テクノロジーなどの機器メーカー,松下電工や豊田合成といったLEDメーカーが名を連ねる。
2005年6月30日と7月1日,国土交通省が関西国際空港で,空港到着から搭乗までの待ち時間における利用を想定した可視光通信の実証実験を行った。国土交通省のほかに,松下電器産業や松下電工,NTTドコモ,中川研究所,日本航空が参加した。この発表資料によれば,蛍光灯で10kビット/秒,LEDで数十Mビット/秒での通信が可能とする。
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