ディスプレー パネルの製造装置・部品から応用先までカバー
 

DisplayPortとは

ディスプレイポート

2009/03/03 00:00
印刷用ページ

 ディスプレイ関連の標準化などを手掛けるVESA(Video Electronics Standards Association)が策定したデジタル・インタフェース規格である。大手パソコン・メーカーの米Hewlett-Packard Co.や米Dell Inc.,米Intel Corp.などが主導する。主にパソコンやモニターなどでの利用を想定している。

 パソコンやその周辺機器で利用されているDVIやVGAといった映像信号用インタフェースの置き換えを狙い2006年5月に1.0版の仕様が策定された。2009年2月時点での最新仕様は「v1.1a」で,次世代仕様の「v1.2」が2009年前半に登場する予定である(Tech-On!関連記事)。

 DisplayPortは,HDMIと同様に1本のケーブルで映像信号と音声信号を伝送できる。信号線1対当たりのデータ伝送速度は最大2.7Gビット/秒。これを4対束ねて,ケーブル1本当たり最大10.8Gビット/秒の伝送速度を実現する。例えば,RGB形式の色階調数を最大各16ビットに高めた48ビット・カラーのフルHD(1920×1080p,60フレーム/秒)の映像信号や,フレーム周波数を60Hzから120Hzに高めたフルHDの映像信号を伝送できる。著作権保護技術には,HDMIでも採用されている「HDCP」を利用する。

 高速な信号を長距離伝送するために小振幅の差動伝送方式を用いており,クロック信号はデータ信号に多重している。多重する符号化方式にはIEEE1394やPCI Expressで採用されている8B/10B符号を用いる。

 DisplayPortには,外部インタフェース向けの仕様とは別に,内部でのデータ伝送も視野に入れた仕様が設けられている。例えば,パソコンのグラフィックスLSIと液晶パネルのタイミング・コントローラIC間で,映像データを伝送する用途を想定する。こうした用途には現在,LVDSが広く使われている。ただ,液晶パネルの高解像度化などが進むほど,LVDSの信号線が増えて太くなってしまう。そこで,信号線1対当たりのデータ伝送速度が最大2.7Gビット/秒と高速なDisplayPortを使い,信号線の削減を図るという考えも浮上している。

【9月18日(金)開催】高精細映像時代に向けた圧縮符号化技術の使いこなし方
~H.265/HEVCの基礎から拡張・応用技術とその活用における心得~


本セミナーでは高品質、高信頼、高効率に製品化するために標準化された高圧縮符号化技術、H.265/HEVCについて、その基盤となった符号化技術の進展から映像・製品特性に適切に圧縮符号化技術を使いこなす上で知っておきたい基本とH.265/HEVCの標準化、実装、製品化に向けた基礎及び拡張技術の理解と活用の勘所等について詳解します。詳細は、こちら
会場:中央大学駿河台記念館 (東京・御茶ノ水)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング