Multimedia CD

 1994年に,オランダRoyal Philips Electronics社とソニーが共同で提案したデジタル・ビデオ・ディスクの規格。CDと同じ基板厚1.1mmのディスク構造で,ディスク1枚あたり3.7Gバイトを記録できるというもの。これに対して東芝や松下電器産業など7社が,基板厚を0.6mmにしてディスク1枚あたりの片面容量を5Gバイトに高めるSD(super density disc)規格を提案し,激しい規格争いを繰り広げた。

 その後,1995年に両規格の統一がなされて現行のDVD規格が生まれる際,記録符号化方式などにMMCD規格の案が取り入れられた。