Tech-On!は無料登録制の技術情報サイトです。ぜひ会員登録してこの記事の全文をお読みください。 Tech-On!無料登録の説明ページ初めてご利用の方:無料会員登録へ登録に関するご質問登録に関するご質問学生の方:無料会員登録へ ログイン・ページに進むIDやパスワードをお忘れの方は…Cookieが使えない状態になっていませんか?
お薦めトピック
- AD -
ものづくり用語

RoHS指令

ロースシレイ

2005/01/17 19:43
はてなブックマーク
Facebookでシェアする
Twitterでつぶやく
印刷用ページ

 正式には「Restriction of the Use of CertainHazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment指令」と呼ぶ。同指令は,EU全域で2006年7月の施行が決まっている。電気電子機器を対象に,Pb(鉛),Cd(カドミウム),Hg(水銀),6価クロム,PBB(ポリ臭化ビフェニル),PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の六つの有害物質の使用量が規制される。

 すなわち,2006年7月の段階で,これらの有害物質が一定量以上含まれた製品はEU全域で販売できなくなる。もし,有害物質が一定量以上含まれた製品を販売していることが分かれば,罰則が与えられる。EU全域という大きな市場で商売を営むためには,有害物質の排除という「パスポート」が不可欠になるのだ。

 RoHS指令の対象となるのは,その時点で販売している全製品。ライフサイクルが短い製品であれば,現在開発しているものは2006年7月時点で競争力を失っているために,例え有害物質を一定量以上含んでいたとしても,既に販売店からは姿を消し対象にはならないだろう。これに対し息の長い製品,例えば1〜2年は市場で販売するような製品であれば,現在開発中のものでもRoHS指令施行時に製品在庫として販売店に残っているケースが十分に想定できる。その場合は当然,RoHS指令の対象となってしまう。もちろん,製品発売後に設計変更し,有害物質を一定量以上含む部品を含まない部品に交換することは可能だが,できれば開発段階から有害物質を一定量以上含まないように考慮することが望ましい。

 その取り組みには,大きく分けて二つの方向性がある。一つは,鉛を使わない無鉛はんだなどに代表される代替技術の開発,その適用である。これまで有害物質を利用することで実現していた技術を他の技術に置き換えても,従来と同じ品質を保てるようにしなくてはならない。最終製品メーカーは現在,これらの技術開発を自ら,あるいは部品メーカーと協力しながら進めている。

 もう一つの取り組みの大きな柱は,有害物質を一定量以上含まない部品の調達だ。最終製品メーカーは,多くの部品メーカーと取引している。そのため,部品メーカーから購入する部品に有害物質が一定量以上含まれていないことを徹底させなくてはならない。万が一,有害物質が一定量以上含まれている場合には,そのような部品の購入を見直す必要がある。

 RoHS指令の施行が迫ってきた。対応はもはや,待ったなしの状況だ。

過去の日経ものづくりにみる関連記事

バックナンバー

とても参考になった 0
まあ参考になった 0
ならなかった 0
 投票総数:0
コメントに関する諸注意
(必ずお読みください)



コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。しばらくお待ちください。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。
English
中文

最新号

日経ものづくり
2012年2月号から

【特集1】

使ってみたい材料30

材料を見つめ直すことで、これまで知られていなかった新たな可能性が見えてくる。(続きを読む


【特集2】
 設計標準化の進め方
 ──多様な要求に応え、造りやすく──

【特集3】
  ISO26262
 クルマの安全が変わる、設計のプロセスが変わる


《新連載コラムがスタート!》
  【ものづくり塾・製造コース】
  現場の「困った」を解決する からくりと治具

定期購読のお申し込み 最新号を一冊買う

編集部からのトピックス

定期購読者限定サービス

雑誌掲載記事の検索&PDFダウンロード
● 本誌記事を全文検索で探すことができます。
● 探した結果は,本誌記事とほぼ同じ体裁のPDFファイルとしてダウンロードできます。
● 1カ月あたり40ページ分までのダウンロードは定期購読者なら無料です。
アーカイブサービスとは
雑誌掲載記事の検索&PDFダウンロード

購読のご案内

毎月1日発行
年間購読料(税込み)
1年(12冊):13,200円
3年(36冊):28,600円
一部売価格(税込み): 1,400円

バックナンバー

2012年1月号
2012年1月号 特集 工場飛び出すロボット技術

新領域ロボットでは実際にどのような技術が求められているのか、ロボットやその要素部品の開発例を通じて見ていく。

2011年12月号
2011年12月号 特集 高効率エンジン

高効率エンジンの登場が相次いでいる。その開発現場では、「常識」を打ち破り、「限界」を超えるための闘いが繰り広げられている。

2011年11月号
2011年11月号 特集 医療機器への挑戦

医療機器の開発で最も難しいのは、使い手である医療関係者の要求を技術者がうまく理解すること。医療関係者の声に耳を傾け、要求を理解し、その期待に技術で応えた事例を紹介する。

雑誌バックナンバー
日経ものづくり定期購読キャンペーン