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日経エレクトロニクス雑誌ブログ

再生可能エネルギーに関する五つの誤解

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2011/07/11 10:17
野澤 哲生=日経エレクトロニクス
Fraunhofer Instituteが集計した2011年5月のドイツの電力需要曲線。そのうち、黄色が太陽光発電、薄い緑色が風力発電、グレーが従来の発電(火力や原子力発電)で賄った部分。グラフ提供:Fraunhofer ISE。
Fraunhofer Instituteが集計した2011年5月のドイツの電力需要曲線。そのうち、黄色が太陽光発電、薄い緑色が風力発電、グレーが従来の発電(火力や原子力発電)で賄った部分。グラフ提供:Fraunhofer ISE。
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スペインREE社が公開している電源別の出力曲線で、2010年11月9日のデータ。風力発電(緑色)の割合が非常に大きくなり、一方で、石炭火力(赤色)を大きく減らすことが出来ている。。
スペインREE社が公開している電源別の出力曲線で、2010年11月9日のデータ。風力発電(緑色)の割合が非常に大きくなり、一方で、石炭火力(赤色)を大きく減らすことが出来ている。。
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 電力危機の中、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが話題になっています。テレビでもそれを取り上げた番組を見ない日はないほど。ところが、残念ながら、再生可能エネルギーに否定的なコメンテータの方の多くは、再生可能エネルギーを事実に基づいて正しく理解していない、つまり誤解しているようです。誤解しているから、否定的なのでしょうけど。幸い、その誤解の多くは事実を知れば解消するものがほとんどです。ここでは、その解消を試みようと思います。

 いくつかある誤解を整理すると、再生可能エネルギーは、(1)発電コストが高い、(2)太陽電池は大量導入しても発電コストが下がらない、(3)既存の発電源(例えば、原子力発電など)とは量的に対抗できない、(4)広大な土地が必要、(5)出力が大きく変動する、と五つぐらいになるようです。

太陽電池の価格は5年前の半額以下に

 (1)の発電コストが高いという主張は多くの場合、太陽電池について、資源エネルギー庁の「49円/kWh」というデータに基づいています。ただし、これはその資料に書いてある通り2001年の数字。10年前のデータです。

 今はいくらかと言えば、多くの国・地域で18〜20円/kWh前後であると見積もる調査会社が多いようです。太陽光発電を大量に導入中のドイツでは、FITと呼ばれる固定価格買い取り制度での価格が24〜33円/kWh(20年間)になっています。この価格は、太陽電池を購入、設置して、発電した電力をこの価格で電力会社に売電することで、遅くとも20年後までには、初期投資を償却して利益が出るという水準に設定してあります。つまり、実際の発電コストはこれより低いことになります。

 太陽電池以外の再生可能エネルギー、例えば風力発電では既に発電コストが約10円/kWh。電力系統安定化対策費というコストを考慮しても12円/kWhほどになっています。「日経エレクトロニクス」の7月11日号のワールド・レポートでは、スペインでの風力発電の導入状況について詳しく紹介しています。

 それでも「7〜9円/kWh」などとされる天然ガスを用いた火力発電の発電コストより高い、といえば確かにその通りです。しかし、再生可能エネルギーの発電コストは今後さらに下がることが確実なのです。

 コストが下がるという見方に対しては、(2)の、太陽電池は大量生産してもコストが下がらない、という「反論」があります。太陽電池も半導体の一種ですが、太陽電池には集積回路でのムーアの法則が成り立たないというのが主な論拠です。集積回路では、製造技術の微細化によって集積度を上げると、同じ回路規模(あるいは機能)であればチップが小型になる、つまり必要なSiの資源量が下がる、その結果として同機能のチップの製造コストは急速に下がります。確かに多くの太陽電池ではこの法則が成り立ちません。集積回路を使うわけではないし、ましてや(集光式用の太陽電池を別にすると)チップを小型化しても意味がないからです。

 実際には、太陽電池には「太陽電池版ムーアの法則」があります。これは、単純に言えば大量生産すれば製造コストが安くなるという「法則」で、液晶パネルの価格が大きく下がってきたのもほぼ同じ理由です。つまり、たくさん製造すればするほど、さまざまな技術の改良、習熟、標準化に加えて、調達コストや運搬コストの低下などが積み重なる結果、製造コストが低下します。なのでその価格の低下曲線は「習熟曲線」と呼ばれます。

 太陽電池の場合、過去20年近くも「累積生産量が2倍になれば、製造コストは20%下がる」という習熟曲線に沿って価格が下がってきました。前述のドイツの太陽光発電の電力の買い取り価格は数年前の半額以下に下がっています。日本での太陽電池パネルの価格も、5年前には1kW当たり100万円近くした製品がありましたが、今では国産のものでも同40万円台の製品があります。この数年で爆発的に生産量が増えたことが背景にあります。

 今後もこの「太陽電池版ムーアの法則」が成り立つとすれば、発電コストが現在の半分の約9円/kWhに下がるには、累積導入量が現在の16倍になればよい、という計算になります。ちなみに、世界の太陽電池累積導入量は過去5年で約20倍になりました。風力発電はもちろん、太陽電池でも天然ガス並みの発電コストの実現はそれほど遠い将来のことではなさそうです。

ドイツでは、太陽光発電がピークカットに多大な貢献

 (3)の、再生可能エネルギーは導入量が小さいという見方も、すでに過去の話です。ドイツでは2010年に定格7.6GW(760万kW)分、イタリアでも同3.8GW分の太陽電池がたった1年で導入されました。世界での太陽電池の生産能力は、約20GW/年(関連記事)に達しています。つまり、出力ベースでは原発20基分が1年で生産可能になっています。

 ドイツでは、太陽電池の累積導入量も2010年末までに定格17.3GWに達し、同国の全電力源の2割超を占めるまでになっています。ただし、太陽電池は夜間発電できず、天候にも左右されるため、発電量でみるとその影響は出力ベースで見た場合の1/8〜1/9に低下します。その結果、太陽電池の年間発電量は、ドイツでも全消費電力量の3%ほどです。しかし、総発電量が出力よりも重要だ、とは必ずしも言えません。現在の日本で大きな課題になっている「ピークカット」には、総発電量よりも出力の大きさがものを言います。

 例えば、ドイツFraunhofer Instituteが6月に発表した資料によれば、2011年5月のドイツでの太陽光発電量による出力は最大で13.2GWに達しました。昼間増加する電力需要の半分近くを太陽電池でカバーし、ピークカットに多大な貢献をしていることが分かります。

 公正を期せば、ドイツの5月は1年でも最も晴天率の高い季節。一方、冬のドイツは天候が悪く太陽の高度も低いため、出力ベースでみても太陽光発電の貢献度は小さいというデータもあります。ただ、日本の太平洋側ではこうした季節による出力の差はずっと小さいのです。

スペインでは風力の発電量が43%を占めた日も

 一方、スペインでは、風力発電が全設備容量の2割超を占めるまでになりました。風力発電の出力は、夜間むしろ高くなり、しかも昼間もゼロにはならないので、発電量でもやはり2割を超える貢献をしています。全体の消費電力が小さかった2010年11月9日には、風力発電の発電量が相対的に高まり、43%を占めました。再生可能エネルギーはその気になれば、比較的短期間に大量に導入できる、というのが事実なのです。

 (4)の広大な土地が必要という話は、以前のブログ「原発と太陽光発電,実は似たもの同士」でも書きましたが、話の前提や比較対象によって意味が全く変わってしまいます。

 太陽電池を建物の屋根に設置するなら、必要な占有面積はゼロとも言えます。一方、非常に残念ですが、原発は一度大事故を起こすと、「1基約0.6km2の敷地で済む」とはとても言えないことも分かってしまいました。福島県で避難対象になった地域だけでも、東京・山手線の内側の面積の10倍以上になっています。事故後でさえも「原発で必要な敷地は、太陽電池に比べて小さい」と主張する学者はおられますが。

導入すればするほど、急激な出力変動は小さくなる

 最後に(5)の、再生可能エネルギーは出力変動が大きいという誤解について触れます。私の取材経験では、太陽光発電や風力発電に携わっている方でさえも、「誤解」されている方がおられるようです。

 確かに、太陽光発電は太陽電池パネルごとで見る限り、天候や太陽の位置によって出力が変わります。風力発電も風車1基ごとに見る限り、出力が風まかせで、太陽光発電以上に大きく、そして激しく出力が変わります。これ自体は誤解ではありません。

 しかし、いくつかの地域に分散した太陽電池、あるいは風車の発電出力を合計していくと、多くの場合、個々の変動が相殺して、タイムスケール(時間幅)が小さい急激な変動はどんどん小さくなります。導入量を増やせば増やすほど、そしてそれが広い地域に分散しているほど変動を相殺する効果が大きくなるのです。産業技術総合研究所はその様子を説明したWebページを設けています。この点は、意外に知られていないと感じます。

 全設備容量/発電量の2割を風力発電が占めているスペインで、出力変動で電力系統が破たんしないのも、この変動の相殺によって、全体としては急激な出力変動が非常に小さくなっているためです。数時間以上のタイムスケールでは、出力変動は依然大きいですが、これは予測できさえすれば、十分な対処が可能で、実際にスペインではそれをやってのけています。その様子は、スペイン唯一の送配電会社Red Electrica Espana(REE)社が、半ばリアルタイムで公開しています。スペインの電力系統は、他の欧州諸国との連系線の容量が非常に小さいため、「他国との電力の融通ができない日本とは違う」とも言えません。

 最近よく聞く、「太陽電池や風力発電は出力変動が大きいので、蓄電池で出力を平準化する必要がある」という議論は間違いではないのですが、電力系統での出力の平準化は、導入量を増やすことでも実現可能であることは知っておきたいと思います。

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 投票総数:228
コメントに関する諸注意
(必ずお読みください)



コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。しばらくお待ちください。
投稿者
Mr. Postman
 
私は再生可能エネルギーを伸ばして行く事には賛成で、自宅でも太陽光発電をやっています。 然し、この記事は太陽光や風力の『良いとこ取り』をしている感じが強く、却って不信を招くのでは無いかと危惧します。 この種の記事には感情を込めずに事実、それも日本国内での実績を基に効果を伝えるべきだ。
投稿者
電気屋
 
製造業では周波数や電圧の安定性が極めて重要ではないかという話を聞くことがあるが、日本の製造業では省エネのためインバータの普及が進んでいる。これは、一度直流に変換してから用途に応じて利用するため、周波数や電圧の安定性はあまり必要ではないはずである。データに基づく議論が必要な段階ではないか?
投稿者
N
 
気になるのは、どの程度風力発電が分散しながら増えたとき、短時間の変動が問題なくなるのかという点。そこまで達しないのなら導入してもこの効果は出ませんし。そしてよく言われる、周波数変動のせいで製造業などが困る、という点。スペインの製造業がどうなってるのかまで考えたいところです。
投稿者
ニックネーム
 
日本の風力発電の適地は東北と北海道に偏っているからこれらの地域の風力が不振な時間は大量導入による平準化が困難では?
大量導入ありきではなく徹底した省エネルギーにより需要を減らす事で
再生可能エネルギーの導入を容易にするほうが先かと思います。
投稿者
里山
 
なかなか良かったですよ。何よりもよく調べていますね。これからもガンバッテください。敢えて本記事に追加させて戴きます。これからのエネルギー社会は、集中・分散・融合の3つです。皆さんも夫々の3文字の前後に自分の好きな言葉を置いて考えてみてください。野澤さんが一番言いたかった快質(Genial Quality)エネルギー社会が見えてきますよ。
投稿者
ロンパリ
 
ベース電源である原発の代わりに変動が大きい太陽光や風力を使おう、という前提に無理はありませんか? 昼間のピークカットしかできない太陽光、多数を系統に繋げば平準化はできるかもしれないもののコントロールは効かない風力。バントの名人でもホームランバッターの代わりにはならないと思うんですが。
結局、原発を無くせばその代替は火力となり、変動する再生エネルギー分の調整とバックアップは火力・水力のはず。微々たる水力を無視すれば全部火力でしょう。輸入がストップしたら・・・?
そんなに優れた発電方法なら何故、ドイツもスペインも新規買取を中止したのでしょうか?
発・送電の自由化を言いながら高価な買取を前提にするのも理解できません。原発を無くしたい方々は高い太陽光でも買ってくれるはずです。
大量生産すれば安くなる? 日本1国分なぞたかが知れていますし、現実にはまだ高いから「これからもっと」なんですよね? 液晶並に安くなれば黙っていても導入は進むでしょう。
投稿者
ニックネーム
 
なぜ自然条件が違う事を解説しないのであろうか。欧州は偏西風があるためにまだまし。
海洋風力も遠浅な海岸あってのもの。
太陽光パネルが自然に優しい?破棄するときにどれだけ環境負荷があるか。。すべては補助金で保っています。
そんなスペイン財政はどうなったでしょうか?
投稿者
mic6sait
 
現在停止中の原発が再稼働できなくても、本記事の内容でカバーできるのでしょうか。いま考えなければいけないのは、ここ一年位の短いスパンでの対応ではないのでしょうか。この観点で書かれた記事を希望します。
投稿者
paipo
 
いくつか新しめの情報を提供してくれてはいるが、まだ全体的議論には遠いように思う。論点が最後の一文ならば、然るべきタイトルとストーリーを展開すべきと思う。
ただしここまでの投稿コメントの中で、これを上回る包括的な見方が見当たらないのも事実かと思う。言ってることは(大体)正しいが、筆者の揚げ足取りレベルに過ぎない。とんがってる投稿者も何人かいるようだが反省戴きたい。
エネルギー技術は裾野があまりにも広いので、全体論は各論(支持者)に叩かれるし(実際に穴が多い)、各論支持者は己の利益・見方ばかり主張して全体の筋を通さない。難しいのは事実だが、現代人が種の存続を賭けて取り組む課題かと思う。
投稿者
YowYow
 
多くの事実の中からポイントを簡潔に記載したいい記事だったと思います。
おそらく決断できない多くの日本人は、現在あらわになっている今のシステムの欠陥を見ながらも、これを捨てられず、その言い訳として新たなシステムの枠組みを描けと要求するのでしょうね。
しかし悪いと判明したらできるだけ早く捨てないと、新たなシステムのスピーディーな展開は望めません。見切り発車で構わないのです。ドイツや米国を見習ってもいいのではないでしょうか。単に彼の国の政治家は票集めの為に臨機応変な決断をしているわけではありません。
あいかわらずリスクをとれない日本人が多い事に失望を感じる今日この頃です。
投稿者
70kit
 
疑問がいくつかあります。
1.スペインの電源別出力曲線をよく見ると、風力の出力はほぼ一定のように見える。大量導入による平準化かもしれないが、日本でも同じと期待できるか?
2.日本はスペインよりも昼と夜の需要の差が大きい。スペインの夜の需要は、昼の6割くらいに見えるが、日本は3割くらいまで落ち込む。日本の方が、安定供給は難しそうである。
3.太陽光のモジュールが安くなるのは何となくそうかな、という感じはするが、風力は安くなる要素があるのか?
投稿者
りんご
 
中身が薄い。日経エレクトロニクスは、利点、問題点を合わせて併記する雑誌だと考えていたが考え直さないと
いけない。コメントで指摘されている問題を検証して再度記事にされることを望む。

実現にあたっての問題を指摘する意見に対して、原発推進派とか言い切るのは議論が進まず、問題を
目隠しするだけであり、まったく意味をなさない。むしろ為政者に原発、推進・反対の対立をあおって都合良く
利用されるだけである。又、記事も太陽光、風力に偏りすぎで、オーランチオキトリウムとか
他のエネルギー開発も検討すべきである。

太陽光等を利用すれば、停電がおきる・おきないという不毛の議論があるが、当初は停電が必ずおきるという事を
前提に議論しなければ進まない。停電がおき、問題点をあぶり出し、技術改善を行い安定させていくのである。、
だから停電は受け入れなければならない。停電は起こらないと言い切る事は、原発絶対神話と同じである。

何よりも 20年計画でも良いから周波数統一をはじめなければ、効果、効率は薄れるだけである
投稿者
ピーク
 
太陽光電力をピーク電力対策と考えるなら、現在同じ目的で使われる揚水発電よりすでに電力単価は安く揚水のための電力供給も必要なく、十分、揚水発電の代替となりうるのでは?
天候による変動についても、日本の電力需要ピークは夏の平日午後の冷房需要なのだから、雨天、曇天時には気温も下がり、ピーク電力需要自体が下がるのだからそれほど大きな問題にはならないでしょう。
いわゆる自然エネルギーの中で、震災以前からコスト高の割に太陽光のみを優遇する姿勢が国にもありましたが、要は太陽光と原発が”ベストミックス”で原発推進を脅かさないからなのでしょう。
投稿者
ニックネーム
 
再生可能エネルギーは何も太陽電池と風力発電だけでもないのですが、現在代表的に考えられているのでしょう。現在の技術でも、これらの欠点をある程度克服する技術はありますが、実際に成り立つのか、システムとして組み立てて説明して欲しいものです。太陽電池の発電効率も、驚異的にアップする技術もでてきましたから、将来的にはうまくいくと思いますが、今すぐ、ということにはいささか躊躇します。単なるラーニングカーブを「ムーアの法則」のようにセンセーショナルに言い換えるのは姿勢の問題として指摘しておきます。
投稿者
rk
 
風力は環境を破壊する発電方法なのでやめたほうが良いと思います。いくら自然エネルギを大量導入すれば出力変動が平滑化されるとはいえ,わずかな出力変動も許されない機器もあります。そういった機器を用いている産業は大幅コスト増となるでしょう。大規模ネットワーク化により予期せぬ逆流電流や停電もこのままだと増えてしまいます。原発を事故前提で議論しているのなら,自然エネルギも事故を起こす前提で議論すべきです。
投稿者
 
素晴らしい記事です。勉強になりました。

コメントとしては、「習熟曲線」は科学者の努力と最新技術の導入、さらに中国の頑張りがあります。どこまでいけるか?頑張ってほしいところです。

また、現在の太陽電池の電力をグリッドに乗せるのは、やはり焦りがある感があります。下記のコメントにありますよう、直流から変換された電圧(波)というものは凄く荒くて、そのコントロールが大変です。理想的には直流発電・充電・直流電化使用がベストです。そのためにはインフラをどう変えていくか、今後の課題です。今すぐにとは行きませんが、何とか踏ん張っていきたいです。頑張りましょう。
投稿者
くろっぺ
 
有益でためになる記事、ありがとうございました。

積極的に書き込みあるのが原発推進派に偏っていますが、これもやらせかもしれませんね。書き込みのアクセス記録が取れれば面白いかもしれません。公開から僅か1日足らずでこの拒否反応は異常です。根拠を示しているにも関わらず「懐疑的です」とか「極論です」とか「情報を示せ」とか、意味不明。

「発電量をコントロール出来ない」のは原発も同じなんですけどね。昔は「安全です」言っていたのが、今回の事故で嘘がばれてしまったため最近は「コストが安いです」と主張しています。廃棄物の処理はどうするつもりなんでしょう?
投稿者
風と太陽
 
技術論として的を射た記事だと思います。
 風力で原発一基を代替するのに山手線の内側3.5個分の土地が必要との主張があります。実際には風車はまばらに間隔を開けて設置させるものですので、風車と風車の間は農地や林地として利用できます。風車が占有する土地は全体の数%です。

 原子力は通常は出力が一定で安定していますが、地震や故障で一気にゼロになり、それがいつ起きるかわからないという特性があります。それを補うために大きな容量のバックアップ電源を系統上に待機させておくことが必要で、系統運用上は扱いにくい電源であると言えます。再生可能エネルギーも同じ電源を調整用に使うことで、変動出力を補うことが可能です。
 日本は他国との連系はできませんが、電力会社間での連系ですら今夏のような緊急時の電力融通を除いては行われていません。会社間連系を強化・活用することで、再生可能エネルギーの変動性を広域で吸収することが可能になります。
 
 原子力発電は需要に合わせた出力調整ができない電源で、火力・水力などの調整可能な電源と同時に使わなければなりません。フランスは、最近までドイツなどから電力を輸入していましたが、原子力発電だけでは、需要に合わせた調整ができないことも理由の一つです。再生可能エネルギーは、その調整力の確保で原子力と競合する関係にあり、再生可能エネルギーの推進が原子力発電の導入を阻害しかねないという関係にあること、特に風力はコスト競争力もあることが、これまで日本の電力会社が風力発電の系統連系を拒むという形で拡大を阻止してきた理由です。
 これまでは国是であった原子力を、フクシマ後も推進することは不可能になりました。原子力発電の調整用であった揚水発電所などを含めて、既存の調整用電源を最大限活用することで、純国産資源である再生可能エネルギーを最大限活用する未知が日本に開けるのです。
投稿者
BB
 
あくまで全体最適が成り立った後の話だけをしているように見えます。その最適化にかかる費用を見ていません。ヨーロッパの場合、各国の電力供給ネットが成立しているからこそ出てくる数値です。日本のように分断された状態を初期条件に持ってきていません。

誤解しているのはこれを書いている記者のほうでは??
投稿者
Nayu
 
うーん

いくら電力系統で平準化できるといっても、モンスーン型気候のこの日本、こないだまでの梅雨のように、広範囲で雨天・曇天の日が1週間、場合によっては数週間に渡って続いたら、そもそも全体の発電量が大幅に下落するわけですが、これはどうやってカバーしたらよいのでしょう?
投稿者
文系の視点と理系の視点
 
記事の論点がはっきりしませんが、取材したことを整理したものと捉えています。
技術的にも経済的にももう一歩検討を進められてはいかがでしょうか。物を売る商売の希望を論じる部分が残っているように思えます。
経済的な話をするなら、固定費と変動費をもう少し厳密に分離されてはいかがでしょう。現在の火力発電でも厳密な燃料費は安いですよ。電気代の大半が固定費・設備費であることを鑑みれば、現在の減価償却費用をどのように処分するかが転換点です。
技術的視点として変動に着目したのはすばらしいですが、本当に必要なのは瞬間的な変動調整です。昼夜の長時間の変動は調整する方法があります。分散して統計的に平均化するために大規模化を進めてきた結果が現在の電力会社です。そこに常時定格運転しようとする発電業者や常に変動してしまう発電業者が接続すれば、平均化の処理は送電会社が負担することになります。電気は送電線につなげは自由に送電できるものではありません。送電線の両側に電圧の差があって初めて電力が送れます。送るためには常に電圧調整が必要なのです。勝手に平均化されるものではありません。だれがその負担をするのか、その費用は十分に出してもらえるのか、物流しかしらないコメンテータの説明にはうんざりしてます。
投稿者
たっち
 
再生エネルギーは否定しないが、こじつけ感が漂う。「太陽電池版ムーアの法則」?。単なる量産効果でムーアの法則とは意味が違し、規模も違う。
やはり最大の課題は、発電量の安定供給でしょう。梅雨の時期に日本で太陽光、風力発電はカバーできるのか疑問だし、スペインと日本の風をきちんと比較できているのか。原発は制御できるはずだったものが、電源喪失で制御できなかったが、自然は制御できない。いくら日本中に再生エネルギー発電機を増やして変動量を少なくすると言っても、全国が雨の場合には太陽光発電はできない。そのとき風力で賄えるとも思われない。
投稿者
脊髄反射で批判している人は
 
この筆者のミスリードはおいて、「スペイン 風力発電」でググッてみて。
ドイツとか産業が発達していたり州政府の存在が大きくて国全体での話になっていない「筆者が書かない不都合な真実」はともかく、スペインはいろいろな施策で再生エネルギーで上手い事やっている。買電もしていない。
それでもベース電力に原子力が外せないこと、風力のライフサイクルアセスメントには触れてないこと、定常化できない再生エネルギー利用には国を挙げての電力網の単一化が必要(スペインはやってる)なのにその議論を出さずに賛美する等々、穴だらけの主張ですけれども。
私的には、日本における再生エネルギーの検討には、電力のポータブル化やストレージ化技術が必須だと考えているんだけど。
既存技術なら揚水発電だし、実証実験段階なら超電導蓄電だし、近未来ならマグネシウム循環社会とか。
投稿者
ニックネーム
 
いちいち反論するほどの記事でもありませんが、太陽光発電のコストの場合、設置コストに「法則」が効くでしょうか?
コストを議論するのであれば、少なくともその範囲を明確にしてください。
太陽光の原価がそんなに安いならFITの価格設定は高すぎませんか?
投稿者
美しい国の貧しい国民
 
久々に、素晴らしいコラムでした。
こうした内容が日経BPから出たことにも意義があると思います。
基本的に今だに再生可能エネルギーに関して否定的なコメントを並べている人たちは、不都合な真実を隠したまま従来通りに原子力発電を推進したいがための、ためにする議論です。
技術立国日本と言うなら、再生可能エネルギーで当座を賄いつつ、核融合エネルギーの実用化を目指すべきでしょう。
投稿者
詐欺犯の指弾もしたら?
 
では、今年の太陽光発電の買い取り価格が40円/KWhというのは、政府と設置業者の共謀による税金泥棒の詐欺犯ということですね。
雑誌でも報道メディアの一つなんだから、犯罪行為を見逃さずに、きちんと報道してね。
投稿者
地方公務員
 
太陽電池パネルは大量生産すればコストが下がるかもしれませんが、トータルの建設コストはどうなんでしょう。それに、コメントでどなたかが指摘している、発電できない天候でのバックアップはどうするのでしょう。
私には風力とか太陽光とかの再生可能エネルギーは同じ量の火力なりを準備する必要があるので、単に無駄にしか思えません。
投稿者
はなもげら
 
再生可能エネルギーについてはこの記事の内容よりもっと別の視点で私は懐疑的です。
例えば太陽光発電セルの重量。
総理大臣は将来1千万戸に設置とかいってるけど、私の家にはどのメーカーの太陽光発電セルも設置できません。理由は重量です。あんな重いものを激しく重心が高くなる位置に設置すれば台風で倒壊してしまいます。
太陽光に関しては発電効率20%で20年も持たないんですから、いくら技術が進んでも廃棄時に大いなる問題が発生して原発以上に深刻にならないかも疑問です。日本はイタイイタイ病など公害病も国の対応が遅いんですから積極的になるのも個人的には躊躇します。
風力発電も、設置後の周囲の環境のひどさは地域ごとに少し違うとはいえ惨いものです。
確かに誤解がある面もあるのは分かるのですが、今は脱原発ファッショによる弾圧に近いものがあると私は思っています。ヨーロッパ地域の脱原発と日本の脱原発は置かれている状況が違うことを理解できない脱原発ファッショに飲まれることなく、記事を書いて欲しいものです。
投稿者
風力発電の不都合な真実
 
風力発電については他のサイトですが
http://www.gizmodo.jp/2011/06/post_8891.html
一度読んでみることをお勧めします。
投稿者
ニックネーム
 
再生可能エネルギーは筆者の言う通りと思いますが、総電力量の主役になれるのでしょうか?補間やピークカットは十分役割果たせると思っています。
 安全でプルトニュウムを発生させず効率的な原発「トリウム溶融塩原発」なるものがあると聞きますが、ご存知でしょうか?
投稿者
足し合わせても変動が小さくならない場合も
 
高校で習う程度の初歩的な確率統計学では足し合わせれば変動率は急速に小さくなります。これは各要素(事象)が独立であり、相関がない場合にきれいに成立します。しかし自然現象の多くは各事象が独立とはいえず、足し合せによって変動率はあまり小さくならない場合があります。(非線形物理学の世界では常識的です)
投稿者
鳥頭三歩
 
ばかばかしい。
何の記事だかさっぱり解らない。
ヨーロッパの再生可能エネルギーは、フランスの大規模原子力に支えられてかろうじて生き延びているに過ぎない。
こんなヨタ記事を書く余裕があるのなら、現地で取材してこい。
投稿者
KuroKuro
 
太陽光発電についての疑問です。
1.償却年数
20年に耐える実装技術が確立されているとは言えない。あまり説明されないが、極めて過酷な温度変化を受ける太陽電池パネルの接続部分(ボンディング部分)の耐用年数は10年とみるべきで、機能しなくなるセルを回路から除くための制御が行われている。つまり出力は10年たつとかなり減ることが想定される。
2.コスト
40円レベルなら現在の価格でも10年で回収でき、今後のコストダウンを期待すればこそsoftbankなどの参入表明がある。推進のための法に依存しているのが現状。
投稿者
上海じーじ
 
再生可能エネルギーと呼ばれているものの最大の弱点は発電量をコントロール出来ない事と安定的に運転出来ないことにあります。電力会社は需要に合わせて発電量をコントロールしなければならず、太陽光発電などを闇雲にふやせばその発電量の変動を吸収する為に稼働率の低い火力発電所も増やさなければならなくなります。コストを比較するならこの点を考慮しなければなりません。菅政権の進めようとしている施策は末代まで禍根を残す愚策です。
投稿者
dotawake
 
ポイントが違うんじゃないかな?
あくまで反対なのは原発代替での太陽光じゃないのかな?
(1)〜(5)はそんなに重要なことではなく、今後の施策で吟味していけばいいこと。
ベストミックスの一つとしての太陽光であることは筆者も以前から主張してたのでは?
ベースは火力・水力にしてピークシフトを太陽光・風力等の再生可能と言いたいじゃないのかな?
問題があるとしたら特定業者が政治的税制的に優遇を受けること。
つまり第二の東電を作らないことかな?
投稿者
おぼんこぼん
 
確かに、液晶パネルの様に価格が下がれば、今、どの家庭にも薄型TVが普及した様に太陽光発電も普及する出来るかも知れません。ただ、今、薄型TVで多くのメーカーも赤字を出している事を考えると、ユーザー視点に偏った論理の様な気もします。メーカーが赤字で、あるいは赤字回避で海外生産した太陽光発電が輸入されるとして、あるいは中国メーカーの太陽光パネルで安値を実現するとして、その時、日本人の給与が低くなっていたり、あるいは職が無くては、皆それを買えないでしょう。今回の記事は、視界がやや狭い様に思います。
投稿者
巨人
 
原子力でもそうだが、発電コストにはどの程度ランニングコストを見込んでいるのであろうか?
太陽光発電の場合、常に技術発展している為、例えば30年前に設置された装置が今も稼働しているからと言って、今設置された装置が30年間故障なしに稼働するのだろうか?
民生用半導体は多くの場合、長時間使われても10年。それに対して太陽電池は違う。
また、テレビとは修理に対する費用も桁が違う。
風力は更に1機あたりのコスト面の金額桁が大きい

次回はこのような点を解説頂けるとより再生可能エネルギーに対する理解が深まると思います。
その際は出来たらその時点のコスト最新情報と、今回記事時点でのコスト情報をそれぞれ比較できる形をお願いいたします。
投稿者
なんというか
 
”成り立つとすれば”とかあまり根拠のない願望を立脚点にするとか、”占有面積はゼロ”とか一見もっともらしいことを書いてはいるものの発電設備が分散した場合のネットワークのコストや効率については触れてないとか、あまり反証テストをしていない疑似科学的な記事ですね。
太陽電池に面積が必要なのは動かしようのない事実で、それを「それをいったら原発は」という展開は、定常運転時の比較にもなっていない上論点ずらしにしか過ぎません。まだ屋根に〜という展開のほうが素直です。しかし地震大国の日本で屋根に重たいものを載せるというのは如何なものなんでしょう?
スペインの例は私も注目していますが、あちらの電力網が単一であるという話と日本の二分されていておいそれとは解消できない事情とを比較しないというのも閉口モノです。
風力発電の平均化にしても、効果が出るのはスペインではどれだけの本数と分散度合いが必要だったのかに触れてませんね?国中なだらかな丘みたいなスペインと峻険な山だらけの日本と比較して可能そうですか?おまけに欧州と違って日本は台風が来ますよ?

確かにテレビのコメンテーターは誤解しているところもあるのでしょうけど、逆に再生エネルギーを啓蒙する側がミスリードを誘うような記事を掲載するのは、再生エネルギーに対してさらに胡散臭さを深めることにはなりませんかね?
こんな記事なら、中部電力が実証実験やってる蓄電とか再生エネルギーによる揚水発電の能力検討、マグネシウム循環社会とか日本に向いてそうな話を提供したほうがいいのではと思いました。
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自然エネルギーの導入によって,発電と送電の分社化も促され,市場競争による電気料金の低価格化が起こることもメリットとして挙げられますね.
ただ,自然エネルギー発電施設を建設して稼働するまで(1年?10年?)のあいだ,諸企業・個人に節電を強いるのは厳しいようにも思えます.
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「極論」だと思います。再生可能エネルギーが無くても多すぎてもダメなのでは?
殆ど停電の無い日本で、停電を発生させる事態は想定できないはずです。つまり、電力会社は最悪の事態を想定して、準備する必要があります。
全てを鑑み、再生可能エネルギーはどの程度必要か? その方式は? 割合は? 既存発電設備の方式、割合はこのままで良いのか? ここまで考えないと、この議論に結論は出ないと思います。
ドイツの電力需要曲線はベストケースであり、実情ではないように見えるのは私だけでしょうか?
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