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サムスンを変えた吉川良三氏による、売れるものづくりの在り方(全5回)

~日本企業がグローバル競争を勝ち抜くためにすべき事~

2014/03/19 21:00

全5回の申込受付は、終了しました

※途中参加のお申し込みも承ります。
こちらから、お問い合わせください。

製造業の競争の場が世界に広がり、従来とは異なる「世界基準」の考え方で、企業は業務を遂行しなければなりません。

韓国Samsung Electronics社の元常務で、グループ会長の李健熙(イ・ゴンヒ)氏に請われて、CAD/CAMの導入と設計・生産プロセス改革を成し遂げた吉川良三氏(東京大学大学院 経済学研究科「ものづくり経営研究センター」の特任研究員)が、真のグローバル企業になるための「ものづくり」手法のすべてを体系的に解説するシリーズ・セミナー(全5回)を開催します。

グローバル時代において、日本企業の競争力向上のために「私がこれまでに学び、研究してきたことのすべてをお伝えしたい」(吉川氏)との思いでご登壇いただきます。

各回で、講演後のQ&Aやフリーディスカッションを90分設け、受講者が問題意識などを講師に直接語りかけられる場を提供します。

今回、ある製造業の企業における管理職研修に実際に使用され、大きな成果を上げた内容を、特別に日経ものづくりの読者および一般向けにご提供いたします。

真のグローバル化を目指す企業の経営幹部、部課長クラス、技術マネージャーの方々には必聴です。

受講者へのメッセージ

2000年以降、なぜ日本の製造業、特にエレクトロニクス産業などの競争力が急速に低下してしまったのか。これは六重苦(日本の法人税が高い、円高など)のせいにしていると、本当に日本の産業は壊滅状態を迎えてしまう。こうした事態を避けるためには、グローバリゼーションという波を真摯に受け止めて、自分の会社が何をなすべきか、今こそ見つめ直すべきではないか。そのために、ものづくりの在り方について、私の経験をお話したい。

このセミナーを受講することで何を得られるのか

  • 品質に対する考え方ががらっと変わる
  • 競争力の本質を学べる
  • 人材育成の在り方を学べる
  • イノベーティブな製品を開発するための基本的な考え方を学べる

概要

日時:2014年07月30日(水)、08月29日(金)、09月24日(水)、10月28日(火)、11月26日(水)
13:30~17:30(開場13:00)予定
会場:Learning Square新橋 4F(東京・新橋)
主催:日経ものづくり

受講料(税込み)

  • 一般価格300,000円
  • 日経ものづくり読者価格263,000円
  • 一般価格には、「日経ものづくり購読(最新号1冊+1年12冊)」が含まれます。ご送本開始はセミナー開催後になります。
  • 日経ものづくり定期購読者は、「読者価格」でお申し込みいただけます。
  • 業務の都合などでご欠席の場合、開催日以降に配布資料をお送りします。
  • ※各回ごとに、代理受講いただくことも可能です。
  • ※一般価格に含む「日経ものづくり購読」を登録させていただく方には、日経ものづくりNEWSを配信設定いたします。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

講師紹介

吉川 良三 氏(よしかわ りょうぞう)

東京大学 大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター 特任研究員

吉川 良三

1964年、日立製作所入社、ソフトウエア開発に従事。1989年、日本鋼管(現JFEホールディングス) エレクトロニクス本部開発部長として、次世代CAD/CAMを開発。1994年から韓国Samsung Electronics社 常務として、CAD/CAMを中心に開発革新業務を推進。帰国後、2004年より、日本のものづくりの方向性について研究。著書に「サムスンの決定はなぜ世界一速いのか」、「勝つための経営」(共著)などがある。

プログラム詳細

【第1回】07月30日(水)

テーマ:グローバルで求められるものづくりとは何か

「なぜ日本の製造業が急速に競争力を失っていったのか、その真の理由」を解き明かした後、「なぜ韓国・中国をはじめ新興国が急成長してきたのか、その真の理由」を詳しく説明する。これらを踏まえて、「日本の製造業はどうしたら再び輝きを取り戻せるのか」という命題に対しての答えを探りたい。

1.グローバル化の本質

(1)水を開けられた日本の大手電機メーカー
(2)企業の海外進出動向とその貿易への影響
(3)日本が世界市場で勝てなくなった主な理由
(4)イノベーションのジレンマとは
(5)破壊的イノベーション
(6)国際化からグローバル化へ
(7)アナログものづくりとデジタルものづくり
(8)新興国でのビジネスモデル
(9)新興国に対する日本企業のアプローチ
(10)なぜ日本は「茹でガエル」状態になったか

2.新しいものづくりの考え方

(1)「ものづくり」は生産現場だけのことか?
(2)ものづくりとは何か
(3)製品の名称は設計情報につけられたものである
(4)サービスもソフトも「ものづくり」
(5)日本のQCDは世界に通用するのか

3.競争力の本質

(1)競争力の要求は多様化している
(2)日本のものづくり競争力の特徴
(3)グローバル市場での品質の考え方
(4)グローバル時代に中小企業の生きる道
(5)新しい「ものづくり」の考え方

4.サムスンがとった戦略

(1)サムスン電子はいかにして成長したか
(2)サムスンの経営パラダイムの変化
(3)サムスン電子はいかにして危機を克服したか
(4)サムスン電子の品質の考え方
(5)サムスン電子の人材育成戦略
(6)サムスンの開発戦略

5.これからの日本はどこへ向かうべきか

(1)グローバル時代の日本のものづくりの方向性
(2)グローバル時代における人材教育の在り方
(3)グローバル人財になるための必要条件
(4)地政学的製品企画が重要
(5)マザー工場は日本に残す
(6)日本企業復活の提言

【第2回】08月29日(金)

テーマ:新ものづくりの基礎概念

「ものづくり」とは、開発・生産・購買のトータルシステム (販売も一部入る)を意味し、設計情報を媒体 (素材)に転写し、顧客に向かう付加価値の流れまでをトータルで含めたものである。会社やものづくりの現場はシステムとしてとらえることができ、その際、複眼的なアプローチが必要になる。具体的には、ヒト、モノ、カネ、情報など複数の視点がある。

1.新しい「ものづくり」の概念

(1)消費の本質を考える
(2)製造業における「ものづくり」とは何か
(3)生産・製造・プロセスとは
(4)ものづくり国家戦略ビジョン
(5)ものづくり力を生かすための変革
(6)地政学的ものづくりとは

2.本講座における、ものづくり観

(1)設計情報の流れとしてのものづくり観
(2)設計情報の流れと設計・生産・購買・販売

3.製造業とは

(1)システムとしての製造業
(2)情報システムとしての開発・生産プロセス
(3)一般的な電機産業における設計プロセス
(4)一般的な生産プロセスとオペレーション

4.ものづくりにおけるアーキテクチャー論

(1)製品アーキテクチャーと工程アーキテクチャー
(2)製品アーキテクチャーの基本タイプ
(3)モジュラー型製品と擦り合わせ型製品の特徴

【第3回】09月24日(水)

テーマ:グローバル時代における、競争力と生産プロセスの概念

競争力とは、その企業が提供する製品群ないし個別製品が、既存の顧客 (既に買って使っているユーザー)を満足させ、潜在的な顧客 (まだ買っていないが考慮中の人)を購買へと誘引する力である。製品の競争力には顧客から見える競争力 (表層の競争力)と顧客から見えない競争力 (深層の競争力)がある。表の競争力で重要な要素は、マーケティング理論による4P (Product、Price、Promotion、Place)と収益力である。裏の競争力で重要な要素は、Q (品質)、C (コスト)、D (納期)、F (フレキシビリティー)である。

1.プロジェクトKについて

(1)プロジェクトKの目指す、霞ヶ関改革案
(2)プロジェクトKが目指す、新しい3つの改革
(3)国際的な勢力関係の変化

2.競争力の概念

(1)設計情報としての競争力
(2)表層の競争力(顧客から見える競争力)
(3)深層の競争力(顧客から見えない競争力)
(4)製品の競争力を支える能力構築競争と組織能力

3.品質とは何か

(1)グローバル市場での品質の考え方
(2)自動車での過剰機能・過剰品質の例

4.コストとは何か

(1)全部原価と部分原価
(2)原価の決定と原価の発生

5.納期について

(1)見込み生産と受注生産
(2)在庫と生産リードタイムの例

6.フレキシビリティーについて

(1)フレキシビリティーのポイント
(2)フレキシビリティーの構成要素
(3)サムスン電子の製品多様性への対応

7.能力構築競争と価格競争との違い

(1)ものづくり組織能力の源泉

【第4回】10月28日(火)

テーマ:グローバル企業の品質の考え方

品質の概念は多様である。設計品質、適合品質 (製造品質)、内部不良、外部不良、公差、工程能力などの概念について、まず定義をきっちりと押さえたい。このうち、設計品質とは、製品・工程の設計段階で意図された製品の機能・性能・外観などであり、生産の目標として狙った品質、あるいは顧客に対して約束した製品機能のことである。また、適合品質 (製造品質)とは、設計図面の段階で狙った機能・外観などが、顧客の購買段階あるいは使用段階で、現物の製品の中に実現されているかどうかを示す概念である。

1.品質の概念

(1)品質概念の多様性
(2)総合品質・設計品質・適合品質
(3)設計品質とは
(4)適合品質とは
(5)適合品質を向上させるための留意点

2.品質の測定

(1)品質の連鎖と品質の概念
(2)品質の測定

3.品質と不良率の概念

(1)品質と不良の概念
(2)公差
(3)工程能力
(4)工程能力、公差、内部不良、外部不良の関係
(5)工程能力・検査・不良率・公差の関係
(6)内部不良と外部不良
(7)検査と品質作り込み

4.品質のコスト

(1)不良コストの種類
(2)品質とコストの関係

5.品質管理(その全体像)

(1)品質管理とは
(2)PDCAサイクル
(3)検査と品質の作り込み
(4)検査とは

6.品質管理(検査の方法)

(1)検査の方法
(2)検査と品質コスト

7.品質管理(TQC-TQM)

(1)品質作り込みとTQC(全社的品質管理)
(2)QCサークル
(3)QCストーリー
(4)QC七つ道具
(5)TQCからTQMへ

【第5回】11月26日(水)

テーマ:日本企業に欠けているフレキシビリティーの考え方

フレキシビリティーは、「柔軟性」「融通性」「弾力性」「汎用性」などに訳され、機能的にはある変化に対するシステムの対応能力のことである。フレキシビリティーの構成要素には、(1)部品フレキシビリティー (部品の共通化)、(2)工程フレキシビリティー (工程の汎用化)がある。フレキシビリティーを考える際は、「アーキテクチャの選択」、「生産システムの選択」、「ビジネスモデルの選択」の間の整合性を保証することが、成功の1つの条件である。

1.フレキシビリティーの概念

(1)フレキシビリティーのポイント
(2)フレキシビリティーの機能的側面
(3)フレキシビリティーの構造的側面
(4)フレキシビリティーの構造
(5)生産工程のフレキシビリティーの分類
(6)フレキシビリティーの尺度
(7)数量に対するコストのフレキシビリティー

2.フレキシビリティーの構成要素

(1)部品フレキシビリティー(部品の共通化)
(2)工程フレキシビリティー(工程の汎用化)
(3)プラットホーム戦略
(4)部品の加工形状要素の共通化
(5)部品共通化の得失
(6)組み立て工程のフレキシビリティー
(7)個別加工作業のフレキシビリティー
(8)段取り替えとその改善
(9)工作機械の汎用性
(10)フレキシビリティーの全体最適化

3.アーキテクチャおよび位置取り戦略

(1)モジュラーアーキテクチャと擦り合わせアーキテクチャ
(2)製品アーキテクチャと工程アーキテクチャ
(3)アーキテクチャの位置取り

  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。

全5回の申込受付は、終了しました

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■受講料のお支払い:
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書をご郵送いたします。
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「クレジットカード支払」の方には、受講券のみをお送りいたします。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など:
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員:
5名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。