日経テクノロジーオンライン

ユーザーニーズから見た接着技術

~軽量化、脱鉛はんだ、接着時間短縮、易解体を促進~

2013/12/19 16:46

接着技術は近年、軽量化、脱鉛はんだ、接着時間の短縮、易解体性の付与などのユーザーニーズを受けて、進化し続けています。

例えば、強じんな構造用接着剤。自動車の軽量化ニーズから、開発が加速しています。実際、最近の欧州車の一部では、繊維強化プラスチック(FRP)が構造材として使用され、鋼材とFRPの異種材料の接合に構造用接着剤が利用されています。今後も、エネルギの節約に向けて、軽量化が求められることを考慮すれば、この傾向はさらに拍車がかかると思われます。

電子部品においては、RoHS規制によって、鉛はんだの使用が制限されています。この鉛はんだに代わるものとして開発されてきたのが、導電性接着剤です。脱鉛はんだによる環境対応はもちろんのこと、スクリーン印刷による塗布が可能で、生産性向上に貢献するという隠れた利点も持ちます。

短時間接着技術は、生産性の向上という観点から求められています。海外のメーカーと価格競争を余儀なくされるアセンブリーメーカーにとって、生産性向上はとても重要な課題です。接合に時間をかけずに済めば、生産性の向上が期待できます。短時間接着向けには、UV硬化形接着剤などが開発されています。

解体性接着(はがせる接着)技術は、環境対応や資源の有効利用という観点から求められている技術です。解体を可能とすることで、被着材料の再利用の幅を広げられます。

ものづくり塾では、これらの新しい接着技術の開発動向と活用法について解説します。

人気のものづくり塾「基礎から学ぶ『接着剤の正しい選び方・使い方』」(4月11日開催)、その若林一民氏を講師に迎えた接着剤講座の応用編では、最新の接着技術とその活用法が習得できます。

概要

日時:2014年07月11日(金)10:00~17:00(開場09:30)予定
会場:Learning Square新橋 4F(東京・新橋)
主催:日経ものづくり

受講料(税込み)

  • 一般価格54,000円
  • 日経ものづくり読者価格43,200円
  • 一般価格には、「日経ものづくり購読(最新号1冊+1年12冊)」が含まれます。ご送本開始はセミナー開催後になります。
  • 日経ものづくり定期購読者は、「読者価格」でお申し込みいただけます。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※一般価格に含む「日経ものづくり購読」を登録させていただく方には、日経ものづくりNEWSを配信設定いたします。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

講師紹介

若林 一民 氏 (わかばやし かずたみ)

エーピーエスリサーチ 代表

若林 一民 氏

1967年、東京理科大学理学部応用化学科卒業、ノガワケミカル入社。1967年~1970年、通商産業省(現 経済産業省) 工業技術院東京工業試験所(現 産業技術総合研究所)に出向、高分子合成を研究。その後、ノガワケミカルにて、新規接着剤の開発、技術サービス、販売、製造などの実務と管理・監督業務に携わる。2000年に代表取締役社長。2007年に取締役退任、接着・粘着・シーリングの技術コンサルタント事務所のエーピーエスリサーチを設立。
日本接着学会 副会長、日本接着工業会 副会長などの要職歴任。「接着管理(上)」、「同(下)」(高分子刊行会)など著書も多数。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

(1) ユーザーニーズで進化する、接着技術・進化の7つの方向性

構造接着&構造用接着剤(強じんな接着)、機能接着&機能性接着剤(接着以外の機能を持つ接着)、弾性接着&弾性接着剤(耐久性に優れた接着)、短時間接着&短時間接着剤(生産性に貢献する接着)、シーリング接着&シーリング接着剤(充填機能を持つ接着)、粘接着&粘接着剤(広い面積の接着を可能にする)、解体性接着&解体性接着剤(接着の易解体機能で差別化)といった進化の方向性を説明する。

(2) 自動車構造用接着剤の進歩

自動車業界における接着のニーズ、構造用接着剤設計の考え方、異種材料の接着の考え方、構造用接着剤の進歩、エポキシ樹脂系構造用接着剤、ポリウレタン系構造用接着剤、SGA(第2世代のアクリル系接着剤)、構造用接着剤の使用例と活用法について解説する。

(3) 鉛はんだ代替 導電性接着剤の技術動向

電気・電子部品産業における接着のニーズ、RoHS規制とは、導電性接着剤とは、導電機構とは、エポキシ樹脂系導電性接着剤の設計、導電性接着剤の用途例と活用法などを取り上げる。

(4) 紫外線(UV)硬化形接着剤の進歩と応用

UV硬化の基礎事項、UV硬化形接着剤の種類、アクリル系UV硬化形接着剤、エポキシ系UV硬化形接着剤、UV硬化形接着剤の使用例と活用法(電子部品用を主に)について学ぶ。

(5) はがせる接着・解体性接着剤の現状と今後の展開

解体接着、 解体性接着剤とは、解体性接着技術、分解性ポリマの利用(生分解性ポリマの利用、電子線崩壊形ポリマの利用、熱分解性ポリマの応用、アイオノマの応用)、熱膨張性マイクロカプセル+電磁誘導加熱/マイクロウエーブ加熱、通電加熱により軟化して剥離できる接着剤、解体性接着技術の応用分野などについて解説する。

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い:
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書をご郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
「クレジットカード支払」の方には、受講券のみをお送りいたします。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席:
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
■最少開催人員:
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。