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軽量化・次の一手(金属材料編)

Tech-On!「材料・加工技術で勝つ」シリーズ第一回

2013/04/17 11:42
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円高是正が進んできたことで徐々に明るさが見えてきた日本の製造業ですが、以前のような圧倒的な強さや自信をなかなか取り戻せずにいるのも、また事実ではないでしょうか。

ただ、日本には、新興国がうらやむような優れた技術があるのは確かです。その1つが、材料技術であり、それを生かす加工技術ではないでしょうか。そうした材料・加工技術を生かして、日本の強みとなる製品を開発したり、持続可能な社会の構築に貢献したりしていけば、日本の製造業の未来は明るいものになると信じています。

そこで、Tech-On!では「材料・加工技術で勝つ」シリーズというセミナーを企画しました。明るい未来を切り拓くために役立ちそうな材料・加工技術について、先進的なユーザー/材料メーカー/加工業者などの専門家の方々に、主に材料(あるいは加工した部材)のユーザー向けに解説してもらうセミナー・シリーズです。

その第1弾が「軽量化・次の一手(金属材料編)」です。軽量化に役立つ金属材料およびその加工技術を取り上げます。具体的には、自動車の車体軽量化などで注目のホットプレス材やプレス加工性を高めた高張力鋼板、世界最軽量のノートパソコンの実現を支えたマグネシウムリチウム合金、さらには剛性を飛躍的に高めたアルミ合金板について、先進ユーザー/材料メーカーの専門家が解説します。

概要

日時:2013年05月29日(水)13:00~17:00(開場12:30)予定
会場:Learning Square新橋 4F(東京・新橋)
主催:Tech-On!

テキスト代(税込み)

  • 6,300円


  • ※ 当日配布したテキストを特別頒布します。

    ※ 在庫冊数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。

    ※ テキスト冊子は、A4横サイズ1ページに4コマ掲載のモノクロ両面印刷です。

    ※ この商品の返品はお受けできません。

プログラム詳細

13:00 - 13:50

車体軽量化の次の一手、ホットプレス材の採用に向けたホンダの取り組み ~軽自動車「N BOX」の事例から

ホンダエンジニアリング
車体塑型技術部 車体塑型技術BL 技術主任

齋藤 和也 氏

資料21枚

自動車の燃費向上ニーズは依然として高く、車体軽量化は必然である。同時に衝突安全性も向上させるべく、自動車車体への高張力鋼板の適用が増加している。しかし、軽量化効果の高い高強度高張力鋼板は、成形性の問題も多い。この問題を解決する一つの方法が、熱間状態で鋼板を成形し、型内で急冷することで、強度を向上させる“ホットスタンプ成形技術”である。国内では、コスト問題から適用事例の少なかったホットスタンプ技術であるが、低コスト化のためにHondaが開発し、N BOXに適用した“高効率ホットスタンプ製法”を紹介する。

14:00 - 14:50

世界最軽量のUltrabookパソコン「LaVie Z」を支えた、Mg-Li合金の活用技術

NECパーソナルコンピュータ
商品開発本部 主任

柳澤 恒徳 氏

資料19枚

2012年8月にNECが発売したウルトラブック「LaVie Z」は、13インチで世界最軽量の重量875gという軽さで世界を驚かせ、いまだにその記録は破られていない。軽さにこだわり抜いた本製品の実現のために投入された多数の新技術の中で、とくに象徴となったのがマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金の筺体への世界初適用である。この超軽量合金には新素材特有の課題が多くあったが、開発チームはそれを克服した。本講演では、本合金の主要な特性の紹介とともに、部品加工技術とその開発の経過について説明する。さらに、本合金の今後の展望についても述べる。

休憩(14:50 - 15:10)

15:10 - 16:00

剛性を飛躍的に高めた、アルミ合金板「SMART SHEET」の開発

住友軽金属工業
研究開発センター 第三部 CAE研究グループ 主任研究員

高橋 昌也 氏

資料46枚

材料置換なしに軽量化の要求を満たすための1つの手段として、板材に凹凸形状を付与し、断面二次モーメントを高めて曲げ剛性を増加させる方法がある。例えば、波板は古くから使用されているが、曲げ剛性に極端な異方性があるという欠点がある。そこで、任意の曲げ方向において、高い曲げ剛性を有する形状を新たに考案し、剛性の高いアルミ合金板「SMART SHEET」を開発した。SMART SHEETはなぜ剛性が高いのか、どのぐらいの剛性アップが期待できるのか、どのような用途で使える可能性があるのかなどについて紹介する。

16:10 - 17:00

自動車の軽量化に貢献する高張力鋼板と加工技術に関するJFEスチールの取り組み

JFEスチール
薄板セクター部 主任部員

長滝 康伸 氏

資料34枚

近年、ニーズの高まっている自動車の車体軽量化を念頭に、JFEスチールで開発が進んでいる加工性に優れる高張力鋼板と、その適用拡大を実現する加工技術について紹介する。高張力鋼板に関しては、自動車の部品ごとに最適化した同鋼板の特性と、実部品レベルでの成形性の向上効果について解説する。また、加工技術では、深絞り、張り出し、伸びフランジおよび曲げ成形といった、部品のプレス成形における変形要素ごとに開発が進められている新成形技術、解析技術、およびこれらの適用による部品の成形限界拡大効果を解説する。

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