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次世代電池の開発最前線 2013

次世代電極から全固体、有機、ナトリウムイオン電池まで

2013/01/18 13:43

日経エレクトロニクス

次世代電池の開発最前線 2013

次世代電極から全固体、有機、ナトリウムイオン電池まで

販売は終了しました。

自動車分野では、プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車といった電動車両の普及への期待が高まっている。一方、電力インフラ分野では、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入率の拡大を目指し、電力網を安定化する蓄電システムを設置する検討が始まりつつある。

こうした中、エネルギー密度が高いリチウムイオン2次電池が大きな注目を浴びているものの、普及を拡大するにはまだまだ課題は多く、エネルギー密度や耐久性、長寿命、資源制約の解決などに対する改善要求は強い。次世代のリチウムイオン2次電池の電極材料では、高容量化に向けて固溶体正極や合金負極などに注目が集まっている。さらに、基礎研究では、リチウム金属電池や全固体電池、リチウム空気電池、有機電池、ナトリウムイオン2次電池など、次世代電池の研究開発が活発になっている。

本セミナーではトヨタ自動車やパナソニックをはじめ、電池開発の最前線で活躍されている大学や研究機関の講師陣に解説してもらう。

概要

日時:2013年02月28日(木) 09:30~18:00 (開場09:00)予定
会場:JA共済ビル カンファレンスホール (東京・永田町)
主催:日経エレクトロニクス

テキスト代(税込み)

  • 6,300円


  • ※ 当日配布したテキストを特別頒布します。

    ※ 在庫冊数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。

    ※ テキスト冊子は、A4横サイズ1ページに4コマ掲載のモノクロ両面印刷です。

    ※ この商品の返品はお受けできません。

プログラム詳細

9:30~10:20

3DOMセパレータが可能にする、リチウム金属電池の可能性

首都大学東京大学院

都市環境科学研究科 分子応用化学域 教授

金村 聖志 氏

資料36枚

リチウム金属電池は充放電の繰り返しによって、デンドライト状のリチウム金属が生じる問題がある。首都大学東京の金村研究室は、リチウムを粒状に均一に析出させる3次元規則配列多孔構造を有するセパレータ「3DOMセパレータ」を開発し、500Wh/kgのエネルギー密度を達成可能なリチウム金属電池を研究している。その金村教授に、リチウム金属電池の可能性と最新の取り組みについて解説してもらう。

10:20~11:10

電解液を超える固体電解質を用いた、全固体電池の可能性

東京工業大学大学院

総合理工学研究科 物質電子化学専攻 教授

菅野 了次 氏

資料49枚

固体で形成された蓄電池の実現は電池研究者の夢であるが、その実現を阻む課題は電解質のイオン伝導特性である。東京工業大学の菅野教授らは、リチウムイオン伝導度が室温で1.2×10-2S/cmと極めて高い固体電解質の作製に成功した。この固体電解質を用いた全固体電池は、これまで課題とされてきた電池の安全性や出力特性を向上させる可能性がある。全固体電池への取り組みと今後の可能性についてを解説する。

11:10~12:00

硫化物系ガラス電解質を用いた、全固体電池への取り組み

大阪府立大学大学院

工学研究科 物質・化学系専攻 助教

林 晃敏 氏

資料42枚

大阪府立大学の辰巳砂研究室は、硫化物系ガラス電解質を用いた全固体電池で、トヨタ自動車や出光興産などとの共同研究を進めるなど、数多くの成果を挙げている。同研究室の特徴の一つは、遊星型ボールミルを用いたメカニカルミリング(MM)処理により、イオン伝導度の高い固体電解質や電極複合材料を作製できること。最近では、リチウムイオンだけでなく、ナトリウムイオンが伝導する全固体電池の開発にも取り組んでいる。

12:00~12:50 昼休憩
12:50~14:20

トヨタ自動車の次世代電池への取り組み

トヨタ自動車

電池研究部 部長

射場 英紀 氏

資料46枚

トヨタ自動車は、次世代自動車を見据えて、リチウムイオン2次電池の新規材料や全固体電池、リチウム空気電池などの開発に取り組んでいる。さらに、最近ではナトリウムイオン2次電池の開発にも力を注ぐ。プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車の高性能化を実現するために必要な、革新的な高容量2次電池について研究事例を紹介しつつ、ブレイク・スルーに必要な要素技術を提案してもらう。

14:20~14:30 休憩
14:30~15:20

超遠心ナノハイブリッド技術による電極材料の革新
― 次世代リチウムイオン電池・キャパシタへの展開 ―

東京農工大学大学院

工学研究院 応用化学部門 教授

直井 勝彦 氏

資料11枚

超遠心処理によって、シングルnmレベルに微粒子化した各種金属酸化物とナノ炭素基材を高分散に複合化することで、リチウムイオン電池やキャパシタの電極材料の高性能化に成功している。各種正極・負極材料、さらに最近では、固溶体系正極材料やTiO2(B)など大幅に体積容量密度を向上させており、次世代蓄エネ材料への適用が期待されている。

15:20~16:10

パナソニックにおける有機電池への取り組み

パナソニック

R&D本部 デバイスソリューションセンター グリーンマテリアル開発室 新電池チーム 主任技師

稲富 友 氏

資料34枚

パナソニックは、重金属を含まず、資源制約が少ないことや、軽量で柔軟性の高さを狙いとして有機電池の開発に取り組んでいる。現在、軽量・高容量のキノン型と、高出力・長寿命のTTF型有機二次電池の2つのアプローチに取り組んでいる。有機正極材料の課題だった活物質の溶解をポリマ化で防ぎ、サイクル特性を大幅に向上させるなど大きな成果を生んでいる。

16:10~16:20 休憩
16:20~17:10

Sn-Sb系硫化物負極を用いた、リチウムイオン2次電池

五鈴精工硝子

営業開発統括 専務執行役員

池田 幸一郎 氏

資料17枚

五鈴精工硝子と産業技術総合研究所は、Sn-Sb系硫化物ガラスに着目し、これがリチウムイオン電池やナトリウムイオン電池の負極材料として機能することを見出した。特に、リチウムイオン電池においては、-20~60℃で作動し、1000~1500mAh/gの容量で、安定したサイクル寿命が得られることがわかった。2012年以降からサンプル出荷を開始している同材料の特徴を解説する。

17:10~18:00

高容量化の可能性を秘める、ナトリウムイオン電池

東京理科大学

理学部 応用化学科 准教授

駒場 慎一 氏

資料45枚

東京理科大学の駒場研究室は、ナトリウムイオン電池の特性を向上させる正極や負極、電解液、添加剤などに関する数多くの研究成果を発表してきた。最近では、Feの酸化還元反応を利用した高容量な正極材料を見いだしている。同研究を牽引する駒場准教授に、ナトリウムイオン電池への取り組みと今後の展望を解説してもらう。

  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
販売は終了しました。