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触覚体験のつかい方

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触覚体験のつかい方

~ 触覚に着目した価値の発見と創造のために ~

事前申込は終了しました
※当日受付を承ります。直接会場にお越しください。

マルチタッチ・デバイスの爆発的な普及は、「触る」という行為の重要性を我々に思い出させる契機となりました。

なぜ、我々は「触る」ことに夢中になるのでしょうか。「触る」ことで初めて可能となる、新しい応用の形とは何でしょうか。 本セミナーはこうした疑問へのヒントとなることを目標に、ヒトにとっての触覚の役割を根本から考えるものです。

まず、触知覚の生理学的知見と現在までに提案されている触覚インタフェースを概観し、研究開発に必要な基礎知識を得ます。次に、触覚の本質である双方向性や自己言及性という特性に基づいた、有用な触覚デバイスの開発に関するヒントを考察します。さらに、ヒトの皮膚感覚の役割を日常生活の中から検出、体系化することで、触覚インタフェースのあり得べき姿を議論していきます。講義全体を通して、これから触覚製品を研究開発する際の基盤となる知見、および考え方を得ることを目標とします。

触覚は、長い研究の歴史を持ちつつも、今後どのような価値創造が可能なのかという点については、研究途上の熱い分野でもあります。講演内容は、触覚世界の一断面と捉えていただき、聴講される中で立体化、発展させていただければ幸いです。
(本セミナーは、2012年3月に開催し、大好評をいただいたプログラムをアップデートしたものです。)

概要

日時:2012年10月23日(火) 10:00~17:00 (開場09:30) 予定
会場:BIZ新宿(東京・西新宿)
主催:日経エレクトロニクス
協力:日本情報技術センター

受講料(税込み)

  • 一般価格49,800円
  • 日経エレクトロニクス読者価格39,800円
  • ◇一般価格には「日経エレクトロニクスDigital版セット購読(最新号1冊+1年26冊)」が含まれます。 ご送本開始は開催後になります。
  • ◇日経エレクトロニクス(雑誌、Digital版、Digital版セット)定期購読者の皆様は、NE読者価格でお申し込みいただけます。
  • 日経エレクトロニクスPremium定期購読者の皆様は、Premium読者価格(一般価格の50%割引)で受講いただけます。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※一般価格に含む日経エレクトロニクス購読をご登録させていただく方には、NEニュース配信を設定いたします。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00~12:00

触覚ディスプレイの基礎と研究動向

電気通信大学

総合情報学専攻 准教授

梶本 裕之 氏

触覚に関する研究・開発に最低限必要な知識を得ることを目的に、触覚ディスプレイ設計の基礎的知見と、現在までの研究開発動向をまとめます。


(1) 人間の触知覚
触覚ディスプレイ設計のために必要な触知覚特性の知見をまとめます。まず、触覚受容器の種類と役割を概観し、そこから得られる触覚の時空間特性を議論します。さらに、代表的な錯触(触覚の錯覚)をまとめます。


(2) 触覚ディスプレイの設計方法
これまでに提案されてきた触覚ディスプレイの手法を整理します。ありとあらゆる皮膚変形を正確に再現できる触覚ディスプレイは存在しないため、用途に合わせた設計が必要になります。ここでは触覚の時空間特性上で用途を分類し、これらに合わせた触覚呈示手法を具体例と共に見ていきます。


(3) 国際学会を中心とした話題
「現在普及しているものは30年前に提案されている」というヒューマン・インタフェースの経験則からすると、今後の応用用途を占う合理的な方法は現在の研究動向を知ることにあると考えられます。触覚自体の研究は長い歴史を持ちますが、こと応用に関しては、特に最近ヒューマン・インタフェースの分野での研究発表が激増しています。ここでは、触覚およびヒューマン・インタフェースに関する代表的な国際学会における最近の研究傾向を紹介します。

12:00~12:50 昼休憩(名刺交換)
12:50~14:50

人の触知覚メカニズムと向き合う

名古屋工業大学大学院

工学研究科 機能工学専攻 助教

田中 由浩 氏

触覚デバイスづくりには、未だ確立された設計論は存在しません。人に備わる触知覚メカニズムをポイントに、センサやディスプレイに留まらず、これらを生かした触覚デバイスを紹介し、触覚デバイスづくりのヒントについて考察します。


(1) 皮膚構造、知覚特性と触覚センサ、触覚ディスプレイ
皮膚には、優れた触覚情報処理メカニズムが存在しています。また、触覚の本質は能動触であり、ここには双方向性や自己言及性という知覚特性が存在しています。人の触知覚メカニズムに基づくと、シンプルかつ有用なデバイス開発の近道になります。皮膚構造や知覚特性をヒントに開発された触覚センサや触覚ディスプレイの具体例を紹介し、まだまだ解明されていない触知覚メカニズムの幅広さや奥深さとその可能性を示します。


(2) 第3の触覚デバイス
触覚インタフェースは、センサとディスプレイにより構成されるだけではありません。センサもアクチュエータも使用せずに、微小な凹凸を増強するシート、爪に装着し指先の触覚を変えるツールが研究開発されています。ここでは、これら具体例を紹介し、別な形の触覚インタフェースについて模索します。


(3) 触感デザイン
触覚は直感性以外にも、心地よい手触り、高品質な操作感など、製品への新たな高付加価値を与える可能性を秘めています。では、狙った触感を設計するためには、どのようにすれば良いのでしょうか?人は、対象との力学的相互作用による現象を捉えているにすぎません。触覚の錯覚をヒントに、モノから人を中心とした、新しい触感デザインの考え方を具体例を交えて紹介します。


(4) 触覚デバイス開発のヒント
本講義をまとめ、「知覚原理」「自己言及性」「双方向性」「日常・現場」をキーワードに、有用な触覚デバイス開発に関わるヒントを考察します。

14:50~15:00 休憩
15:00~17:00

触覚を介した情報の入出力 

慶應義塾大学

環境共生・安全システムデザイン教育研究センター 特任講師

牧野 泰才 氏

主に、触覚を介した情報の入出力に焦点を当ててお話をします。これまでに提案されている方法の特徴や、触覚技術の目指す傾向などを紹介し、今後の製品づくりへのヒントとなるものを提示します.


(1) 触覚ディスプレイの分類
これまでに提案されている触覚ディスプレイを、その用途などに応じて分類します。実例を提示しながら、それぞれのタイプの触覚ディスプレイの特徴を示します。また、心理学的・生理学的な触知覚に関する知見を交えながら、そのような知見が触感提示装置の設計にどのように生かされるかを解説します。


(2)触覚センサの分類
ヒトがどのような情報を取得しているのか?あるいは逆に、対象がどのように人に触られているのか?といった観点から、これまでに提案されている触覚センサを分類します。それぞれの特徴を示し、情報入力インタフェースとして、どのように活用されているかを事例を示しながら紹介します.


(3) ヒトの皮膚感覚の役割の分類
(2)のよう分類された触覚センサと、実際のヒトの皮膚感覚の使われ方とには、どのような関係があるのでしょうか?日常的にヒトが皮膚感覚をどのように使っているのかを概観し、12の使われ方に分類します。ここでは特に、ロボットに触覚センサを搭載するという観点から触覚センサを解説します。このようにして、触覚センサを多面的に理解していただきます。


(4) 触覚と心地よさ
触覚がもたらす心地よさについて概説します。触感自体が持つ心地よさとは別に、その触感が生じる状況に対する心地よさがあることを説明し、それらをどのようにものづくりにつなげていくのかの事例を紹介します。

  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
事前申込は終了しました
※当日受付を承ります。直接会場にお越しください。

講師紹介

梶本 裕之 氏

梶本 裕之 氏 電気通信大学 総合情報学専攻 准教授   

1998年、東京大学 工学部 計数工学科卒業。2003年、同大学大学院 情報理工学研究科 システム情報学専攻 博士課程退学。同年、東京大学 助手。2006年、電気通信大学 助教授。2007年、同 准教授、現在に至る。触覚ディスプレイ、触覚センサ、バーチャルリアリティなどの研究開発に従事。
日本バーチャルリアリティ学会、日本ロボット学会、計測自動制御学会 各会員。

田中 由浩 氏

田中 由浩 氏 名古屋工業大学大学院 工学研究科 機能工学専攻 助教

2006年、東北大学大学院 工学研究科 博士課程修了。同年、名古屋工業大学 寄付講座 助手。2009年、同大学 助教、現在に至る。
2010年より、日本学術会議 特任連携会員を兼任(若手アカデミー委員会)。触覚センサ、触感デザイン、触知覚などの研究開発に従事。
日本機械学会賞(論文)、日本ロボット学会 研究奨励賞など、各賞受賞。

牧野 泰才 氏

牧野 泰才 氏 慶應義塾大学 環境共生・安全システムデザイン教育研究センター 特任講師

2007年、東京大学大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 博士課程修了。同年、学術振興会 特別研究員として、同専攻 システム情報第3研究室に所属。2008年、特任研究員。2009年から、慶應義塾大学 環境共生・安全システムデザイン教育研究センター 特任助教。2012年4月より、特任講師。触覚情報処理の解明や、それを利用したインタフェースの開発などに従事。

■E-mailアドレス:
お申し込みにはE-mailアドレス(携帯電話不可)が必要です。
■受講料のお支払い:
後日、受講券・ご請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。
なお、振込手数料はお客様のご負担になりますので、あらかじめご了承ください。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席:
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
■最少開催人員:
20名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。

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