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電池 11/10,12/7開催 2日コース
Liイオン2次電池の現状と課題,今後の開発の方向性
第1回 基本から理解するLiイオン2次電池
第2回 燃えないLiイオン2次電池

事前申込は終了しました

Liイオン2次電池は,デジタル家電や携帯電話機,ゲーム機,パソコンなど様々な電子機器に搭載され,広く普及しています。今後も,ハイブリッド自動車や電気自動車,産業や家庭用の定置型電源などに用途を広げていくと考えられています。

ところが,機器内の電池の発火事故や不良によって,やむを得ず回収し交換する例がしばしば発生しています。電池メーカーと機器メーカー各社は,信頼性確保や品質保証に力を入れていますが,トラブルは根絶できていません。最近も米Hewlett-Packard(HP)が発熱による発火の危険性があるとして,同社製ノート・パソコン用電池の自主回収/無償交換を実施すると発表しました(関連記事)

一方,高エネルギー密度化が進み,電池や制御回路に要求される安全化技術が高度になっているのに,機器設計者と電池技術者の交流が少なくなり,電池と制御回路の両方を見渡して最適化できる場が減少しているという問題も指摘されています。

本セミナーでは,Liイオン2次電池の基本から制御の仕方まで全体像を把握できるように,単なる技術的な話にとどまらず,その背景にある開発に対する考え方や取り組み方も解説します。第1回では動作原理や材料,開発・製造方法,電池の性能および信頼性を高めるためのポイント,ビジネス,性能の将来展望を示します。第2回では,電池の熱暴走を防ぎ,電池の持てる性能を引き出すためのパワー・マネジメントの基本と実践技術を,携帯機器をはじめ電気自動車,電動バイク向けなどについて説明します。それぞれ,Liイオン2次電池の黎明期から開発やトラブル・シューティング,事業運営に従事してきた2人の講師がていねいに解説します。

Liイオン2次電池の基礎を学びたい方,最新動向や業界が抱えている課題を整理したい方,開発の方向性を検討している方,電池事業の戦略を立案している方などを対象に,講演を行います。

本セミナーは,2009年8~9月に開催するセミナー「Liイオン2次電池の現状と課題,今後の開発の方向性」に,満席あるいは日程のご都合などのためにご参加いただけなかった皆様を対象に再び開講するものです。



概要

  • 日時:第2回 2009年12月 7日(月) 10:00~17:00(開場9:30予定)
        第1回 2009年11月10日(火)・・・終了       
  • 会場:化学会館(東京都千代田区) 
  • 主催:日経エレクトロニクス

受講料(税込み)

  • 一般価格:2日セット 82,000円 いずれか1回45,000円
  • 読者価格:2日セット 65,000円 いずれか1回35,000円
  • ◇日経エレクトロニクス,日経エレクトロニクスPremium,NIKKEI MICRODEVICES定期購読者の 皆様は,「読者価格」でお申し込みいただけます。
    日経エレクトロニクス Premium読者の方は,
    ・読者価格からの割引優待(年1回限定)で受講できます。専用ハガキでお申し込みください。
    ・「割引優待」を利用済みの場合は,上記の読者価格での受講となります。

    ※ 受講料には,昼食は含まれておりません。
    ※ 満席になり次第,申込受付を締め切らせていただきますので,お早めにお申し込みください。

関連記事(Tech-On!を初めてご利用の方は,会員登録<無料>が必要です。)

プログラム詳細

第2回 12月7日(月)
燃えないLiイオン2次電池
携帯機器用電池の安全設計/パワー・マネジメントの基本と実践技術

Liイオン2次電池の利用方法を解説します。特に,発火事故などが生じないようにする技術と,安全性を確保しつつ効率よく製造する方法などを提示します。電池側の安全対策と,電池パック側の安全対策をそれぞれの専門家が解説し,電池メーカー側と機器メーカー側の両者が協力すべきことについても示します。

10:00~12:00

電池の安全対策

元ソニー 業務執行役員上席常務   
西 美緒 氏

熱暴走(発火)が発生しないように,Liイオン2次電池の内部でどのような対策を行っているのでしょうか。機器開発者が知っておくべきことを示します。

・熱暴走(発火)に至るメカニズム
・熱暴走を防ぐ材料技術,機構的技術
・機器開発者・設計者に守ってもらいたいこと

13:00~16:00

電池パックの安全対策

台湾 Celxpert社 技術総監
(元NECモリエナジー 取締役技術部長/商品開発部長)
奥藤 忠司 氏

機器開発に必要な電池パックの安全設計の技術や製造手順を解説します。電池パックに入れるセルの選別方法,電池パックの構造,安全回路の設計,充電回路の安全設計などの現状と問題点,ポイントについて解説します。さらに電池パックの製造手順と試験について説明します。

◆電池パックの安全設計
事故を防ぐための電池パック設計について解説します。例えば,外部短絡時や,自動車による踏みつぶしを想定した圧壊時,電池内に導電性の異物が混入して電池内部が短絡した時,過充電時,機器落下時といった状況における発火や破裂を防ぐための,JIS C8714「携帯電子機器用リチウムイオン蓄電池の単電池及び組電池の安全性試験」に沿った安全設計を中心に説明します。このほか,電気自動車や定置型電源用の大型電池の安全設計についても解説します。

  セルの選別
  ・セルの選別方法
  ・現状の問題点

  電池パックの構造
  ・セルのアッセンブリ方法
  ・電池パックケースの構造
  ・安全回路の配置

  安全回路の設計
  ・保護回路
  ・セルバランス回路
  ・ガスゲージ回路
  ・自己診断システムの導入

  充電回路の安全設計
  ・各種充電回路
  ・避けたい充電方法

◆電池パックの製造手順
製造効率を高めつつ,安全性を確保する方法について解説します。

 ・効率よく製造するための手段
 ・試験内容
 ・試験方法

16:00~17:00

トラブル・シューティング例とQ&A(現場の疑問に答える)

西 美緒 氏
奥藤 忠司 氏

まず最初に,よくあるトラブル事例とその解決策について,両氏にご紹介いただきます。
次に,事前に受け付けた質問と会場からの質問にお答えします。本セミナーでは,事前に質問を受け付けています(締め切りは通常,開催日の2週間前です)。今回のテーマに関係する現場の問題や日ごろ感じている疑問などに,講師が回答します。受講を申し込まれた方には,事前質問の投稿サイトURLをお知らせします(すべての質問にお答えできない場合があります)。

第1回 11月10日(火)
基本から理解するLiイオン2次電池
原理から材料,開発・製造,性能,信頼性,ビジネス,将来展望まで

Liイオン2次電池の原理,材料,開発,設計,製造工程,評価方法などを解説します。現状だけでなく,これまでにどのような問題を乗り越え,どう発展してきたのか,という話を通して,Liイオン2次電池の理解を深めていきます。それを基に,現在の課題や目標,解決策や将来展望までを議論します。

10:00~17:00

元ソニー 業務執行役員上席常務 
西 美緒 氏 



Liイオン2次電池の応用/市場/企業動向

この20年間,Liイオン2次電池の応用は,カメラなどの家電やパソコン,ゲーム機,計測器といった携帯機器からハイブリッド車,電気自動車,定置型蓄電池などへと拡大しています。しかし,決して順調に発展したわけではありません。開発にどう取り組んだのか,仕様はどう決めたのか,どのような条件がそろったときに用途や市場が広がったのか,牽引した企業は何をやったのかを解説します。

 ・Liイオン2次電池の応用
 ・応用/市場を広げた要因
 ・牽引した企業

Liイオン2次電池の種類と仕様~変遷の過程と背景

現在実用化されている主な 2次電池には,鉛蓄電池,NiCd電池,Ni水素電池,Liイオン電池,Liイオン・ポリマー電池があります。まず,これらの違いを簡単に示します。
次に,Liイオン2次電池やLiイオン・ポリマー2次電池について,動作原理や電解質(非水電解液,高分子ゲル電解質),電極材料,形状(円筒形,角型,シート状,電気自動車用大型,定置型など),性能などを説明します。用途を広げるために,どのように材料や形状,仕様が変化してきたのかを明確にします。また,技術は多様化と収束を繰り返してきましたがその理由を示します。電池メーカーによる材料選択などの違いがもたらすメーカー間の差異についても例示します。
これらの考察によって,Liイオン2次電池の変遷の背景を明確にし,Liイオン2次電池の全体像と基本技術,ビジネスのあり方を把握できるようにします。若手も,これからの新技術,新製品開発に取り組みやすいようにします。

 ・電池の種類~化学電池,物理電池,1次電池,2次電池,リザーブ電池,燃料電池
 ・2次電池の種類~鉛電池,NiCd2次電池,Ni水素2次電池,Liイオン2次電池(非水電解液,高分子ゲル電解質),その他
 ・Liイオン2次電池の特徴と仕様,性能
 ・これまでの開発の経緯

電池の開発(新しい電池の設計・開発の仕方)

Liイオン2次電池の開発のカギは材料が握っています。材料開発の手法と,開発した材料の評価方法を解説します。次に,その材料を利用した電池を開発するときの方法,電池の設計方法を説明します。

 ・材料開発の手法
 ・新しい電池の評価方法


電池の製造工程と工場

設計したLiイオン2次電池の製造方法/製造工程,工場建設/運営のポイントを示します。

 ・製造方法
 ・工場建設/運営のポイント

電池利用時の信頼性確保のポイント(温度や電圧など)

Liイオン2次電池の信頼性を左右する因子は何か,それを設計時にどのように作り込むのかをまず説明します。次に,製造時に作り込んだ信頼性を確保するために製造時に注意すべき品質保証のポイントを提示します。

 ・製品質,信頼性を向上させるための材料選定
 ・製造工程や製造方法が品質,信頼性に及ぼす影響

Liイオン2次電池の課題/目標と今後の開発の方向性

Liイオン2次電池の主要課題は現在,安全性・信頼性,エネルギー密度の向上,大型化技術の三つです。それをどう解決していくべきか,技術と製品の開発の方向性を示します。
また,業界の課題として,材料メーカーとの連携,電池を使用する機器側技術者との交流,電気自動車/定置型 などの新規応用分野開拓のための材料/技術開発,標準化などが問題として挙げられます。また,国際競争力を確保するためには提携や特許の戦略が必要でしょう。これらについて論じます。

 ・Liイオン2次電池の主要課題
 ・今後の市場展開とそれに応えるための技術開発

Q&A(現場の疑問に答える)

事前に受け付けた質問と会場からの質問にお答えします。本セミナーでは,事前に質問を受け付けています。今回のテーマに関係する現場の問題や日ごろ感じている疑問などに,講師が回答します。受講を申し込まれた方には,事前質問の投稿サイトURLをお知らせします(すべての質問にお答えできない場合があります)。

事前申込は終了しました

※途中,昼休憩と午後の小休憩が入ります。

講師紹介

西 美緒元ソニー 業務執行役員上席常務

1966年,慶応大学工学部応用化学科卒業。同年ソニー入社,中央研究所にて燃料電池を研究開発。その後,音響材料の研究開発を経て,1986年から中央研究所でLiイオン2次電池の研究開発に従事。バッテリー事業本部,ソニー・エナジーテックでLiイオン2次電池の開発,製造立ち上げなどを行い,世界で初めて商品化。Liイオン・ポリマー2次電池も商品化。ソニー・エナジーテック専務取締役。1997年にソニー執行役員常務/コーポレート・リサーチ・フェロー,2003年に業務執行役員上席常務に就任。その間,西研究所所長,マテリアル研究所長,CTO(マテリアル担当)などを歴任。2005年6月,ソニー顧問。2006年同社退社,社友,現在に至る。2008年,アルゴグラフィックス監査役。これまでに,電気化学会副会長,日本金属学会評議員,電気化学会・電池技術委員会副委員長などを務める。
Liイオン2次電池の実用化で,電気化学協会技術賞,米Electrochemical SocietyのTechnical Award,加藤記念賞,市村賞,バクテリア・セルロースの実用化で日本農芸化学会技術賞を受賞。著書に,『スピーカーと新素材(冬樹社)』,『キーテクロジー 電池(共著,丸善)』,『リチウムイオン二次電池の話(裳華房)』,『導電性ポリマー技術の最新動向(共著 東レリサーチセンター)』がある。

奥藤 忠司台湾 Celxpert社 技術総監(元NECモリエナジー 取締役技術部長/商品開発部長)

1987年,三井物産出資によるカナダMoli Energy社の立ち上げに参加。金属Li電池の保護回路,充電回路の開発設計に従事。NTTの携帯電話機の事故により金属Li電池の開発を断念。1990年三井物産,NEC,ユアサ コーポレーションの共同経営の会社Moli Energy(1990)Ltd.を設立,技術部長としてLiイオン電池の周辺回路の開発設計に従事する。1998年,NEC の出資比率引き上げに伴いNECモリエナジーに社名変更,取締役技術部長,商品開発部長としてLiイオン電池の周辺回路の開発を指揮。Moli Energy(1990)社の台湾E-ONE社への売却に伴い退社。その後米国にわたり,燃料電池の研究/開発に従事。2007年,台湾 Celxpert社で技術総監になり,Liイオンパック業界に復帰。電池製造の経験も踏まえパックの安全設計に従事,現在に至る。

※講演時刻等,随時更新いたします。
※プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。

■受講料のお支払:
後日,受講券・ご請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお,振込手 数料はお客様のご負担になりますので,あらかじめご了承ください。

■お申し込み後のキャンセルおよび欠席:
お申し込み後のキャンセル,ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいま すようお願いいたします。

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