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センサ 10/16開催 1日コース          
機器開発者のためのセンサ工学
センサ活用・搭載機器開発のための基本と,入力情報のモデル化手法入門

事前申込は終了しました

センサが,競合製品とは一線を画した機能を電子機器に盛り込むためのキー・デバイスになってきました。任天堂のゲーム機「Wii」のように,新しいセンサの使い方を提案したヒット商品が登場しています。また,センサ・ネットなど多量のセンサ・ノードが必要なシステムでは低消費電力,低価格でより高度なセンシングを実現することが望まれるなど,高機能センサから汎用センサまでを目的に合わせて選択し,使いこなすための知識が必要です。

本セミナーでは,ここ20年で体系化され,さらに進化する先端のセンサ工学体系を横断的に俯瞰します。そして,センサ全般の基本原理や役割を整理・解説し,センサを製品に応用するための基盤を示します。さらに具体的開発手法の第一歩として,製品の目的に合った入力情報の特徴を抽出し,定量化するための「モデル化」の基本手法について事例を通して解説します。

このモデル化は,センサ・システム開発において,センサの選択や出力信号の処理方法などセンシング性能を左右する重要なプロセスです。特に組み込み携帯機器などでは,能力の小さいCPUシステムでも高度なセンシング機能を実現するモデル化技術の開発・検討がされており,より自由度の高い基本的かつ本質的な技術として注目されています。一般的なモデル化との技術面の比較,検証,その手法の一部を示します。

ユニークなセンサ搭載製品の開発に向けて,センサを上手に柔軟に活用するうえで極めて重要な基本技術を解説します。


概要

  • 日時:2009年10月16日(金) 10:00~16:45(開場9:30予定)
  • 会場:中央大学駿河台記念館(東京都千代田区) 
  • 主催:日経エレクトロニクス
  • 協力:日本情報技術センター

受講料(税込み)

  • 読者価格:35,000円
  • 一般価格:45,000円
  • ◇日経エレクトロニクス,日経エレクトロニクスPremium,NIKKEI MICRODEVICES定期購読者の皆様は,「読者価格」でお申し込みいただけます。
    日経エレクトロニクスPremium読者の方は,
    ・読者価格からの割引優待(年1回限定)で受講できます。専用ハガキでお申し込みください。
    ・「割引優待」を利用済みの場合は,上記の読者価格での受講となります。

    ※ 受講料には,昼食は含まれておりません。
    ※ 満席になり次第,申込受付を締め切らせていただきますので,お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00~12:00
センサ技術体系と動向

センサ・イノベーション

東京大学 名誉教授(元 横河電機常務取締役)
山崎 弘郎 氏

センサは大切だが目立たない存在でした。しかし,製品の価値を左右するキー・デバイスとして表舞台に登場してきました。センサの機能を巧みに利用した機械の知能(センシング・インテリジェンス)が人間の行動を読み,機械と人との情報交流を大幅に向上させ,新しいインタフェースを実現しました。また,センサの働きが人間の感性に直接訴える価値を創出した,新しい製品が変革を起こしました。これをセンサ・イノベーションと呼びます。

いま,機器やシステムの設計者の間で,センサの新しい活用の知識が強く求められています。センサは機械の五感,あるいは感覚の代替として開発されましたが,現在は感性の機械化にむかっています。

この20年ほどの間に技術の体系化が進み,センサ工学にまとめられました。これを学ぶことでセンサ技術の全体像を俯瞰でき,進歩の動向を見通せます。新しい応用の開発で最も大切なのは,検出対象の特徴を抽出した対象の適切なモデル化です。正しいモデリングにより,対象を検出・変換する最適なセンサの選択が可能となります。

講演ではセンサ技術の体系を示すとともに,今起きつつあるセンサ・イノベーションの動向を先取りし,新しい価値を生むセンシング技術を解説します。

 1 センサの出力信号に着目して整理
 2 センサの信号変換の技術体系
 3 対象のモデリングとセンサの選択
 4 MEMSによるセンサ生産の革新
 5 計量から認識へのパラダイムシフト
 6 新しい価値を生むセンシング・インテリジェンス
 7 論理より直感による情報伝達と交流
 8 人間の能力を補完し,それを超える感覚
 9 拓かれつつあるセンシングのフロンティア
 10 人間に合わせる機械

12:45~16:45
モデル化手法

センシングにおけるモデル化手法入門

オムロン
技術本部 コアテクノロジーセンタ 技術専門職
諏訪 正樹 氏 

センシング機能の高度化にともない,対象に応じたセンサ素子の選択のみならず,対象をいかにモデル化するかについても高い注目が集まっている。モデル化プロセスにおいては,数理的・信号処理的アプローチの活用が基本となる。本講演では,モデル化過程において幅広く使えるこれらのアプローチの基礎を,できる限り実利用に沿う形で解説する。

また一方で,モデル化のレベルは,どのような対象をどのような目的でセンシングするのかによって大きく異なる。画像や音声信号を例に,それぞれの状況ごとに異なるモデル化プロセスにおける考え方や具体的手法を,実際の事例やモデル化における最新トレンドを通して紹介する。

 1 センシングにおけるモデル化の役割
 2 モデル化に必要な数理的・信号処理的アプローチの基礎
 3 モデル化の最新トレンド
 4 モデル化の応用事例 ~画像・音声などの実用化例をもとに~

Q&A

現場の疑問に答える

事前に受け付けた質問と会場からの質問にお答えします。本セミナーでは,事前に質問を受け付けています(締め切りは開催日の2週間前の正午です)。今回のテーマに関係する現場の問題や日ごろ感じている疑問などに,講師が回答します。受講を申し込まれた方に,事前質問を記入するWebサイトのURLをお知らせします(すべての質問にお答えできない場合があります)。

事前申込は終了しました

※途中,昼休憩と午後の小休憩が入ります。

受講者の声〔2008年8月28日開催セミナーの山崎氏,諏訪氏関連部分〕

 ・センシングの基礎を体系的に学べ,大変有意義だった。
 ・日々の開発に追われていると体系的にセンサ工学のあり方を考える時間がなかなか取れないので,山崎先生のセンサイノベーションのお話は開発の方法論を整理するうえで大変役に立つものだった。直接,話を聞かないと理解が深まらないのでとてもよい機会だった。
 ・センサについての全体像,性格,今後の可能性について学ぶことができた。オムロン諏訪氏の顔センシングなど新しい付加価値があるところはとても興味深く,今回のセミナーを今後のきっかけにできればと思った。
 ・センサを多様な入力側からみるのではなく出力側からみるという視点,性能重視の構造型センサと価格重視の物性型センサという区分がマイクロマシンによって崩れつつあるという山崎先生の指摘は,マイクロマシンによる高精度の加速度センサをみると納得がいく。計量から認識へのパラダイムシフトが20世紀末からおきているという話は,現在の仕事が計測値からの特微量抽出という認識の入り口的な性質を持っているため,自分の仕事を位置づけるのに役立った。
 ・アカデミックな内容だけでなく,すぐに仕事上でも応用の効く内容があり,予想していたよりも良かった。
 ・講師の方は皆様熱意があり,またとても分かり易くもっと聞きたいと思った。

講師紹介

山崎 弘郎東京大学 名誉教授(元 横河電機常務取締役)

1956年,東京大学工学部応用物理学科卒業,横河電機入社。工業計測用センサなどの研究開発に従事。1975年,東京大学教授。計測制御機器,センシング技術,信号処理などの研究と教育に従事。1988年から次世代センサ協議会理事。1993年,横河電機常務取締役。1995~2000年,横河総合研究所会長。1995~2005年,電子情報技術産業協会センサ技術委員長。2005年から理化学研究所 フロンティア研究システム アドバイザー。計測自動制御学会,電気学会,日本VR学会,日本工学アカデミー,ISA,IEEE会員。IEEE FELLOW。1989年,計測自動制御学会会長。『センサ工学の基礎』(昭晃堂1985,第2版2000),『センシングの基礎』(岩波書店2005)など著書多数。受賞(センサ関係)は,1965年,1981年,大河内記念技術賞,1993年,島津賞。1996年,科学技術庁長官賞。1997年,紫綬褒章。

諏訪 正樹オムロン 技術本部 コアテクノロジーセンタ 技術専門職

1997年,立命館大学 理工学研究科 博士後期課程修了。1997年,オムロン入社,画像センサの研究開発に従事。工学博士。2001年から奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 客員准教授兼任。電子情報通信学会,システム制御情報学会会員。

※講演時刻等,随時更新いたします。
※プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。

■受講料のお支払:
後日,受講券・ご請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお,振込手数料はお客様のご負担になりますので,あらかじめご了承ください。

■お申し込み後のキャンセルおよび欠席:
お申し込み後のキャンセル,ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。

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