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HOME電子デバイスセミナー報告 > 本格的IoT時代に向け、加速する社会のセンサー化とSTの戦略(下)

セミナー報告

本格的IoT時代に向け、加速する社会のセンサー化とSTの戦略(下)

伊仏STMicroelectronics社 Executive Vice President Analog, MEMS & Sensors Group Benedetto Vigna氏

  • 日経BP半導体リサーチ
  • 2014/07/25 00:00
  • 1/3ページ

2014年3月に開催した日経BP社主催セミナー「世界半導体サミット@東京 ~IoT時代の半導体成長戦略~」から、伊仏STMicroelectronics社 Executive Vice President Analog, MEMS & Sensors Group  Benedetto Vigna氏の講演を日経BP半導体リサーチがまとめた。3回連載の最終回である今回は、センサーが世の中をどのように変える力を持つのか、そしてST社の取り組みを紹介する(第1回第2回)。(日経BP半導体リサーチ)

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 私は、センサーが世界を変えると信じている。図1は五つの典型的なアプリケーションである。

図1 センサーがどのように世界を変えていくか
[画像のクリックで拡大表示]

 まず、スマートシティである。都市にセンサーを埋め込むことで、例えばどこに駐車したらいいかを知ることができる。駐車場がすぐに見つかることによって無駄な運転が減り、これが空気の汚染を減らすことにつながる。都市のセキュリティーも向上する。既に一部の都市においては、犯罪を防ぐ目的で電灯にセンサーを搭載している。日本ではそれほど問題にならないだろうが、欧州では暗い場所で犯罪が起こりやすいという問題があるからだ。

 次は、スマートカーである。クルマに搭載されるセンサーには従来の角速度センサーだけではなく、さまざまな新しいものが生まれている。

 そして、家をより快適な場所にし、エネルギー消費を下げるためにセンサーが利用されるスマートホーム。医療やウエルネスの分野もある。

 では、これらを一つひとつ見ていこう。

スマートシティ


 世界には、大気汚染が深刻な問題になっている都市がある。そこでは、大気汚染のレベルを知る必要がある。あるいは、セキュリティーレベルが心配だという都市もある。センサーは、そういった情報を感知することができる上、半導体企業だけではなく、サービスプロバイダーもクラウドを通じてそういったサービスを提供することが可能になる(図2)。

図2 スマートシティで使われるセンサー
[画像のクリックで拡大表示]

 光や水などの資源をうまく使うことにも利用できる。例えば、水漏れによって3滴のうち2滴が失われ、1滴だけしか家庭に届かないような水道インフラを持つ国がある一方で、シンガポールなどでは水漏れを発見する仕組みが既に構築されている。

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