出力12MWのメガソーラーを導入したインドのコーチン国際空港(出所:Cochin International Airport社)
出力12MWのメガソーラーを導入したインドのコーチン国際空港(出所:Cochin International Airport社)
[画像のクリックで拡大表示]

 ドイツBoschのインド法人は8月18日、インドのコーチン国際空港(Cochin International Airport)に、出力12MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置したと発表した。

 コーチン国際空港内の50エーカーの土地に設置した。インドの空港内では最大のメガソーラーになる。

 同空港内は、出力1.1MWのメガソーラーを先行して導入していた。今回導入した設備と合わせ、空港内を含む空港運営会社の消費電力を賄うのに十分な量を発電する「grid power neutral」を実現したという。

 このことから、コーチン国際空港は「太陽光発電のみで全電力を賄う、世界初の空港」だと強調している。

 Boschのインド法人は、EPC(設計・調達・施工)サービスを担った。

 空港内への設置という特殊な立地への施工に加え、降雨の多さに関連する特殊な安全規格を満たさなければならないなど、難しい条件が重なった案件だったが、予定の期日に稼働を開始できたとしている。

 インド国内で、今後2年間に合計出力50MWの太陽光発電プロジェクトの受託(受託予定を含む)を目指している。