竣工した「INPEXメガソーラー上越」(出所:国際石油開発帝石)
竣工した「INPEXメガソーラー上越」(出所:国際石油開発帝石)
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 国際石油開発帝石は8月18日、子会社のインペックスロジスティクス(新潟県上越市)を通じて、新潟県上越市に建設していたメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成し竣工式を行ったと発表した。連系出力は約2MWで、同社グループとして2件目のメガソーラーとなる。事業主体は、インペックスロジスティクスとなる。

 発電所の名称は、「INPEXメガソーラー上越」。同社が上越市に保有する敷地内に建設した。7月から発電を開始しており、全量を東北電力に売電している。年間発電量は約285万kWhを見込んでいる。これは一般家庭約860世帯分に相当する。

 太陽光パネルの設置容量は約2.513MWで、約25%の過積載率とした。積雪対策として、太陽光パネルの設置角度は30度、設置高は1.4mにした。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは千代田化工建設、太陽光パネルはソーラーフロンティア製CIS化合物型を採用した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を導入した。

 今回、竣工した発電所の隣接地では、2013年3月に国際石油開発帝石が約2MWのメガソーラーを建設しており、合計出力約4MWとなる。同社グループでは、上越市地域におけるこれら2つの太陽光発電所を合わせて「INPEXメガソーラー上越」と総称している。