韓国最大のディスプレー技術の国際会議「International Meeting on Information Display(IMID)」が、2015年8月18~21日の4日間にわたり、テグ(大邱)広域市にある「EXCO」で開催されている。IMIDは今年で15周年を迎え、テグ広域市のEXCOでの開催は2012年から4回連続になる。なお、2016年はチェジュ島で開催されるそうである。

 ソウルからテグ広域市までKTX(韓国高速鉄道)で2時間弱。いつものようにソウル駅で「進行方向」の指定席を買い、余裕をもって発車10分前に電車に乗り込むと、隣の席の年配の女性から「私の席はここで合っていますか」と聞かれたので、チケットを見せてもらい「ここで合っていますよ」と答えた。「ありがとうございます。おかげで安心しました。今日はどちらまでお出かけですか」とまた聞かれたので、「私は日本人ですが、仕事で大邱まで行くところですよ」と、しばらく世間話を続ける流れに。

 韓国語での会話は久しぶりだったが、家族の話や仕事の話をとても熱心に聞いてくれるので、思ったより退屈せずにすんだ。筆者は最近の韓国のマスコミや政府の言動はあまり好きになれないが、こういう人懐っこい韓国の人たちには今でもとても親しみを感じている。

IMID 2015が開催されているテグ広域市のEXCO
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基調講演の前に開催された「Korean Tea Ceremony」
長蛇の列ができていた。外国人にはとても嬉しいサービスである。実はこの隣でLGが面白い展示をしていたのだが、それについては別途報告する。
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