竣工した「産山山鹿ソーラーエナジーファーム」(出所:日本アジアグループ)
竣工した「産山山鹿ソーラーエナジーファーム」(出所:日本アジアグループ)
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ヒツジ10頭を放牧した(出所:日本アジアグループ)
ヒツジ10頭を放牧した(出所:日本アジアグループ)
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 日本アジアグループ傘下のJAG国際エナジー(東京都千代田区)は8月10日、熊本県阿蘇郡産山村に「産山山鹿ソーラーエナジーファーム」を竣工したと発表した。 発電所内の雑草対策としてヒツジ10頭を放牧する。

 同発電所は、民間所有の遊休地3万7000m2を活用した、出力約1.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)。一般家庭の年間電力消費量約540世帯に相当する発電量を見込み、年間のCO2削減効果は約1200tと推定している。

 阿蘇山の麓に位置し、周囲に牧場が多く所在する立地特性を生かし、環境に配慮した活動の一環としてヒツジ10頭を放牧する。ヒツジが草を食べることで、機械による除草に比べ、エネルギー利用の軽減が期待できるという。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは東京エネシスが担当し、太陽光パネルはカナディアン・ソーラー・ジャパン製を7104枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。