eMe deliveryのソリューションイメージ
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スマートフォン用アプリケーションの利用イメージ
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 富士通システムズ・ウエストは、個人所有のスマートフォンを活用した患者向けサービス「FUJITSU ヘルスケアソリューション eMe delivery(エミデリバリ)」の提供を開始した。スマートフォンの位置情報とプッシュ配信技術を活用し、外来・入院患者やその家族、院内スタッフ・医療関係者の利便性と有益性を向上させるソリューション。病院でのさまざまな待ち時間の有効利用や医療関係者同士のコミュニケーション強化などを実現する。

 患者は、スマートフォンのアプリケーションから病院のWebサイトや患者へのお知らせを閲覧できるほか、院内、院外を問わず診察待ち情報の確認が可能。診察時間が近づくと、患者にお知らせメールを自動で配信する機能も備える。また、スマートフォンのGPS機能を利用して、病院までの行先案内(バス時刻表やルート地図、経路)なども確認できる。

 病院内では、Beacon技術を活用して位置情報を把握し、病院や受診診療科からのコンテンツを必要な場所で適切なタイミングに知らせる。そのほか、スマートデバイスを携帯したMR(Medical Representative)が来院した際に、自動的で来院情報を通知することも可能。医師との連絡は承認制にもできるなど、コミュニケーション強化や病院内のセキュリティ向上に役立つ。

 今後は、外来患者以外の満足度向上に向けた機能も拡充するとのこと。入院患者向けのスケジュール参照機能や院内スタッフとのコミュニケーション機能、周辺薬局への処方箋の事前送信機能、ジェネリック変更通知機能などを拡張し、サービス拡充を図るとしている。