「マヘス太陽光発電所」(出所:双日)
「マヘス太陽光発電所」(出所:双日)
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「レパルティシオン太陽光発電所」(出所:双日)
「レパルティシオン太陽光発電所」(出所:双日)
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 双日米国(米ニューヨーク)は8月17日、ペルーでメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に出資すると発表した。出資した発電所は、ペルー北部、アレキパ市にある「マヘス太陽光発電所」と「レパルティシオン太陽光発電所」で、それぞれの出力は約22MW、合計で44MWに達する。

 両発電所は、スペインの大手企業グループであるイソラックスグループ傘下のティーソーラー社が保有・運営しており、同社からそれぞれ49%の持ち分を取得した。

 両サイトはペルー最南端部の高日照地帯に位置し、ペルーにおける最初のメガソーラープロジェクトとして2012年7月1日に操業開始した。ペルー国エネルギー鉱山省(Ministry of Energy and Mines)による20年間の固定価格での電力買い取りが保証されている。また、太陽光発電事業として中南米で初めて全国規模の送電網に接続し、電力供給したことでも注目を集めた。

 双日米国は同事業を皮切りに、米州におけるイソラックスグループとの電力・インフラ事業のさらなる協業に向けて関係を強化する。

 ペルーは中南米でトップクラスの経済成長率を維持し、再生可能エネルギーの導入についても中南米諸国の中で法的枠組みの整備が先行している。今後10年間で1000MW相当の再生可能エネルギーの新規導入が見込まれているという。

 双日グループは、日本とドイツで太陽光発電事業を展開しており、ペルーでは今回の案件が初めてとなる。今後も、メガソーラーを含めた再生可能エネルギーの拡大に積極的に取り組むとしている。