日本におけるヘルスケアデジタルサービスの概要
日本におけるヘルスケアデジタルサービスの概要
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 PHR(Personal Health Record)サービスを提供するウェルビーは、より踏み込んだメディカルニーズに応えるために医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器製造販売業の第二種免許を取得したと発表した。2014年11月に施行された薬機法において、新たにソフトウエアも規制対象となったことを受けたものである。

 ウェルビーでは、糖尿病や高血圧症など慢性疾患の自己管理を目的に、生活習慣のログを記録して病気の治療に役立てるクラウドサービス「Welby(ウェルビー)」を2011年から展開。健保組合や医療機関での疾患治療サポートツールとして活用されているほか、徳島大学病院における糖尿病治療の実証実験など複数のプロジェクトでも利用されている。

 糖尿病領域を中心とした生活習慣病の治療支援PHRとしては国内最大級の会員規模を持つことを踏まえて、今後はサービスの普及とともに、うつ病などの精神疾患領域やがん領域でのサービス開発を目指す。また、大学病院などと別途進めている臨床試験の結果を踏まえて、さらなる対応を進めるとしている。