SELTECH(本社:東京都)と英Imagination Technologies社が、IoTエッジ機器のセキュアー性の確保を狙って、提携した(ニュースリリース1)。この提携の下、SELTECHは同社のハイパーバイザーソフトウエア「FEXER OX」をImaginationのCPUコア「MIPS Warriorシリーズ」向けに提供する。

左がImaginationのJim Nicholas氏、右がSELTECHの江川 将偉氏 日経エレクトロニクスが撮影。
左がImaginationのJim Nicholas氏、右がSELTECHの江川 将偉氏
日経エレクトロニクスが撮影。
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 IoTではさまざまなモノ(機器)がネットワークにつながる。つながった機器はネットワーク経由で攻撃を受ける恐れがある。例えば、「電子レンジがネットワークにつながれば、悪意のある第三者によって発火させられるかもしれない」(SELTECH代表取締役の江川 将偉氏)。今回の提携では、家で使う各種のIoTエッジ機器(スマート家電やヘルスウエア機器、HEMS、スマートメーターなど)や自動車などが、ハッキングなどによって被害を受けないようにセキュアー性を高めることを狙う。