スペインの建設会社であるIsolux Corsan社は8月7日、ホンジュラスに、出力61.48MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Aura II」を建設すると発表した。
メキシコMexican Gauss社が開発する。同社にとって、ホンジュラスで建設する初の太陽光発電所になる。
総投資額は、約1億米ドル近くになる。約7カ月間の短期間で建設する予定としている。
太平洋側にあり、エルサルバドルやニカラグアと国境を接するチョルテカ県(region of Choluteca)に立地する。面積は145ha。
1軸追尾型の太陽光パネルを20万枚以上、設置する。建設のピーク時には、700人以上を雇用する。
稼働開始後の年間発電量は、ホンジュラスの一般家庭8万世帯以上の消費電力に相当する、1万900kWhを見込んでいる。サンタ・ルシア(Santa Lucia)にある変電所を介して連系し、20年間の電力購入契約に基づいて、ホンジュラスの電力会社のENEE社に売電する。
開発資金は、国際金融公社(IFC)、メキシコの外国貿易銀行(Banco Nacional de Comercio Exterior:BANCOMEXT)、ドイツの投資開発公社(Deutsche Investitions und Entwicklungsgesellschaft:DEG)による融資のほか、メキシコとホンジュラスの銀行による投資で賄っている。
Isolux Corsan社は、今回のメガソーラーを含めて、合計出力629MWの太陽光発電所の建設に関わっている。