稼働した「成田市大竹メガソーラー発電所」(出所:広島建設)
稼働した「成田市大竹メガソーラー発電所」(出所:広島建設)
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 広島建設(千葉県柏市)は7月16日、千葉県成田市大竹に稼働したメガソーラー(大規模太陽光発電所)の稼働を記念し、同メガソーラーに併設した出力10kWの太陽光発電設備を大竹の自治区に寄贈すると発表した。同設備からの売電額は自治区の収入になるとともに、環境教育などに活用してもらう。

 今回、稼働したメガソーラーは、全体で出力2.5MWの「成田市大竹メガソーラー発電所」で、発電主体は広島建設グループのセナリオU・エコヴィレッジとなる。太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は、独SMAソーラーテクノロジー製を採用した。

 同自治区に寄贈した10kW分の太陽光発電設備は、メガソーラーとは別に低圧送電線に連系した。「大竹エネルギーパーク」として、発電量を表示するパネルを設置するなど、地域の子供たちに環境教育の場として活用できるようにした。7月14日の竣工を記念して、自治区への寄贈式典も開催した。寄贈により、10kWの太陽光発電設備は同自治区の所有となり、土地は無償で自治区に賃貸する形になる。

 広島建設グループは、今回、稼働したメガソーラーを第1期分としており、来年には第4期分まで完成予定で、すべて稼働すると出力8.4MWに達するという。