Martifer Solar社が建設したメガソーラーの例(出所:Martifer Solar社)
Martifer Solar社が建設したメガソーラーの例(出所:Martifer Solar社)
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 ポルトガルMartifer SGPS社の子会社であるMartifer Solar社は7月28日、ヨルダンにおいて、4カ所・合計出力57MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発すると発表した。

 ヨルダン政府による再生可能エネルギー導入計画の第1期の一環として開発し、電力購入契約の認可を得ており、すでに着工している。
 
 ヨルダン南部のMa’an近郊にあるAl Ward Al Jouryと、Al Zahrat Al Salam、Al Zanbaqの3カ所に、それぞれ出力11MWのメガソーラーを開発する。また、ヨルダン北部の マフラク(Mafraq)近郊に、出力24MWのメガソーラーを建設する。

 Martifer Solar社は、4カ所のメガソーラーのEPC(設計・調達・施工)サービス、O&M(運用・保守)を担う。

 4カ所のメガソーラーの開発資金は、国際金融公社(IFC)が融資パッケージ「Seven Sisters」の一環として供給する。IFCは、ヨルダンの再生可能エネルギー導入計画の第1期として予定されている7カ所のメガソーラーの開発資金として、合計2億700万米ドルを融資する。

 IFCは、融資の主幹事を務め、バーレーン・アラブ銀行(Bahrain’s Arab Bank)、欧州アラブ銀行(European Arab Bank)、FMO、FinnFund、石油輸出国機構(OPEC)の国際開発ファンドなどとシンジケートローンを組成した。

 今回の4カ所のメガソーラーに対して、世界銀行グループが、多数国間投資保証機関(MIGA)を介し、投資への保証を提供している。