フランスの再生可能エネルギー開発事業者であるEREN Renewable Energy社とEDF Energies Nouvelles社は7月24日、インドで2カ所、合計出力150MWのメガソーラーの試運転を開始したと発表した。

 両社が出資しているACME Solar社が、インド北西部のラジャスタン州(Rajasthan)と、インド南東部のオリッサ州(Odisha)に建設した。

 ACME Solar社は、インドACME Cleantech Solutions社が50%、EREN Renewable Energy社とEDF Energies Nouvelles社がそれぞれ25%ずつを出資する企業。

 ラジャスタン州では、タール砂漠において、合計出力120MWの「NSMプロジェクト」を開発した。五つのメガソーラーで構成し、合計61万2000枚の太陽光パネルを並べた。

 オリッサ州では、出力30MWの「Odishaソーラープラント」を開発した。11万7000枚の太陽光パネルを並べた。両州の合計150MWによる年間発電量は、インドの一般家庭9万軒以上の消費電力に相当する量を見込んでいる。

 開発資金は、国際金融公社(IFC)とアジア開発銀行(ADB)といった国際的な金融機関のほか、現地の金融機関から調達した。

 施工からO&M(運用・保守)に関する産業を、地元に集積するため、インド企業と契約している。採用した太陽光パネルのうち20%は、インドで調達した。