シャープが2011年6月時点で報道陣に公開していたDC対応エアコン
シャープが2011年6月時点で報道陣に公開していたDC対応エアコン
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 シャープは、直流(DC)電力を供給電源として用いる家電製品群「DC家電」シリーズを開発中で、その製品化第1弾として、「エアコン製品を2015年内に発売することを目指している」(同社)と日経エレクトロニクス誌の取材に対して回答した。シャープは2011年時点で既に、DC家電群の開発を進めていることを明らかにしていたが、ようやく製品化に乗り出した格好だ(関連記事)。

 DC家電は、太陽光発電パネルと組み合わせて利用することを想定する。太陽光発電パネルの直流出力を、交流(AC)に変換することなくそのまま利用する。これによって、5~10%程度あった変換損失を回避できる。

 シャープはこの技術を、2015年7月29日~31日に開催される展示会「PVJapan 2015」に参考出展する予定だという。