高速道路の法面に設置した「福崎町太陽光発電所」(出所:森口園芸土木)
高速道路の法面に設置した「福崎町太陽光発電所」(出所:森口園芸土木)
[画像のクリックで拡大表示]
パナソニック製太陽光パネルを約2000枚設置した(出所:森口園芸土木)
パナソニック製太陽光パネルを約2000枚設置した(出所:森口園芸土木)
[画像のクリックで拡大表示]

 緑化事業や再生可能エネルギー事業を手掛ける森口園芸土木(兵庫県宝塚市)は7月10日、高速道路の法面に出力約500kWの太陽光発電所を建設した、と発表した。「中国縦貫自動車道」下りの南向き傾斜法面、約5800m2にパナソニック製太陽光パネルを約2000枚設置した。

 発電所名は、「福崎町太陽光発電所」。兵庫県神埼郡福崎町に位置する。今回のプロジェクトは、西日本高速道路(NEXCO西日本)の公募案件に森口園芸土木が応募し、建設することになったもの。急な斜面への設置に対応するため、杭基礎を採用して架台を固定した。パワーコンディショナー(PCS)は、500kW機を採用して高圧送電線に連系した。

 森口園芸土木は緑化事業に加え、再生可能エネルギー設備の運営にも乗り出している。太陽光では、兵庫県内に4カ所(神戸市、上郡町、西脇市、宝塚市)に合計出力で約1350kW(1.350MW)を建設し、すでに稼働している。福崎町は5カ所目となる。