出力10MWのメガソーラー「Alte Kaserne Bitterfeld-Wolfen」(出所:ハンファQセルズ)
出力10MWのメガソーラー「Alte Kaserne Bitterfeld-Wolfen」(出所:ハンファQセルズ)
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 太陽光パネルメーカーのハンファQセルズは6月19日、同社が太陽光パネルを供給した、ドイツの出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Alte Kaserne Bitterfeld-Wolfen」が竣工したと発表した。

 ドイツの太陽光発電事業者であるISM Group社が開発した。ISM Group社は、ドイツをはじめとする欧州において、合計出力500MW以上の太陽光発電所を運用している。

 ドイツ東部のビッターフェルト郡(Bitterfeld Region)に立地し、同郡における最大規模のメガソーラーの一つとしている。同郡のタールハイム(Thalheim)には、ハンファQセルズの技術・品質の本拠地がある。

 年間発電量は、現地の一般家庭約2500世帯の消費電力に相当する、約11GWhを見込んでいる。

 ISM Group社は、メガソーラーの開発から送電網への連系まで、6カ月間で完了させた。ハンファQセルズは、同社の太陽光パネル「Q.PRO-G3」を3万8456枚、納入した。

 連系する電力会社のNetzgesellschaft Bitterfeld-Wolfen社にとっては、今回の10MWの発電開始によって、同社が供給する電力における再生可能エネルギーの比率が、約3分の1に拡大したという。

 法律アドバイザーはRechtsanwalte Partnerschaftsgesellschaft社、資金パートナーはDeutsche Kreditbank社が務めた。パワーコンディショナー(PCS)は、フランスのシュナイダーエレクトリックが供給した。