立ち見客であふれる会場で講演する三原氏
立ち見客であふれる会場で講演する三原氏
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 無人運転技術のZMPは、2015年6月11日、「画像センシング展2015」と併催の「イメージセンシングセミナー2015」で、「自動運転・自律移動革命を支えるセンシングと画像認識」と題して講演した。登壇したのは三原寛司氏(取締役 技術開発部部長)。ソニーやマイクロソフトなどを経て現職に就任後は自動運転・自律運転技術の開発を取り仕切っている。8月7日に開催の「車載イメージングソリューション」(主催:日経エレクトロニクス)でも講演する予定だ。

 三原氏は、2020年までの実用化を目指す自動運転車によるタクシー「ロボットタクシー」の計画(関連記事1関連記事2)や、愛知県で実施中の自動運転車による走行実験の状況を紹介した上で、同氏が考えるセンシング技術について明らかにした。

 センシング技術の説明中、同氏が強調したのは、自己位置推定技術の重要性だ。自動運転の実現には、周辺環境や自車両に関する情報も把握しておく必要があるが、肝になるのは自己位置を正確に推定する技術だという。