NECは2015年6月16日、IoT(Internet of Things)を活用して製造プロセスと製品を革新するためのソリューション「NEC Industrial IoT」の提供を開始すると発表した(図1)。IoTを構成する基盤システム、業務ソリューション、コンサルティング・サービスなどを体系化したメニューを用意した(図2)。NECが開発したビッグデータ分析技術、個体識別技術などを応用する。
2015年7月1日に約30人規模の推進担当部門を発足させ、同年8月からは顧客との共同研究や情報共有のための組織「NECものづくり協創プログラム」の中に「Industrial IoT分科会」を設ける。NEC Industrial IoTの関連事業による売り上げは2015年から2018年まで4年間の累計で、約2000億円を見込んでいる。