米Linear Technology社は、8チャネル同時サンプリングが可能な18ビット分解能のA-D変換器IC「LTC2348-18」を発売した。逐次比較(SAR:successive approximation register)型を採用する。1チャネル当たりのスループットは200kサンプル/秒である。最大の特徴は、8チャネルの各入力に対して、同社独自の「SoftSpan入力」機能を個別に用意したことである。つまり、8チャネルの入力ごとに入力電圧範囲を個別に設定できる。選択肢は、±10.24V、0~+10.24V、±5.12V、0~+5.12Vである。差動入力にも対応する(コモンモード入力電圧範囲は最大34V)。さまざまな入力信号を扱う用途に向く。具体的な用途としては、産業用プロセス制御機器や、テスト/計測器、電源ラインの監視システム、自動テスト装置などを挙げている。
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