南会津町に建設するメガソーラーの完成イメージ図(出所:Greenpower Capital社)
南会津町に建設するメガソーラーの完成イメージ図(出所:Greenpower Capital社)
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 太陽光・風力発電プロジェクトの開発や投資を手掛けるGreenpower Capital社(本社:米カリフォルニア州、日本支社:東京都千代田区)は5月29日、福島県南会津町で出力11MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の起工式を開催したと発表した。

 同プロジェクトは、42haの南会津町の町有地をジャパン・ソーラーパワー・リアルエステート合同会社(JSPRE)から賃借し、中国トリナ・ソーラー製太陽光パネル(310W品)を約4万6000枚設置する。パワーコンディショナー(PCS)は富士電機製を採用する。

 年間発電量は一般家庭約4600世帯分に相当する約16GWhを見込んでいる。2016年内に完工し、東北電力に売却する予定。

 南会津町の大宅宗吉町長は、「南会津町では今年2月に南会津地域再生可能エネルギー推進協議会を設立し、再生可能エネルギーを推進している。今回のメガソーラープロジェクトは、その象徴的な施設になる」との期待を示した。

 Greenpower Capital社は、現在、日本において14プロジェクトで合計 200MW 以上の案件を保有しており、2015 年内に完工または建設を開始する。今後、合計300MWの太陽光発電所の建設を目標としている。