各社の役割(出所:京セラ)
各社の役割(出所:京セラ)
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 京セラと洸陽電機(神戸市)、東京センチュリーリースは6月1日、3社の合弁で、太陽光発電電力を売電するSPC(特定目的会社)「KCT洸陽」(東京都千代田区)を設立したと発表した。

 出資金は1億円で、出資比率は東京センチュリーリースが62%、京セラが19%、洸陽電機が19%となっている。本社は、東京センチュリーリースの本社内に置く。

 事業用地の選定や太陽光発電所の設計・建設は洸陽電機、保守・維持管理は洸陽電機と京セラソーラーコーポレーション(京都市)、太陽光パネルの供給や発電事業に関する技術提供は京セラ、発電設備のリース・ファイナンスを東京センチュリーリースがそれぞれ担当する。

 洸陽電機は、新電力として電力調達と販売、需給管理を手掛けており、KCT洸陽が発電した電力は、洸陽電機の調達先の電源に組み込む。

 KCT洸陽では、今後3年間で、合計出力25MW以上の太陽光発電所の建設を計画している。年間発電量は、一般家庭約8100世帯分の消費電力に相当する、約2万6300MWhを見込んでいる。