米DARPAが主催するロボットの国際コンテスト「DARPA Robotics Challenge(DRC)」の決勝戦(finals)が2015年6月5日(米国時間)に開幕する。
DRCは2013年12月に開催された予選(trials)でベンチャー企業のシャフト(米Google社が買収)が1位となったことで知られる。
決勝戦への出場はシャフトは辞退したが、世界中の大学や企業など24のチームが出場する。日本からは、東京大学や産業技術総合研究所などから5チームが出場する。優勝賞金は1位が200万米ドル(約2.5億円)、2位が100万米ドル、3位が50万米ドルと巨額だ。ヒューマノイド型が主体だが、ルール上はそれ以外のロボットでも可能である。
予選では、クルマの運転や階段の昇降といったタスクごとに30分の時間が割り振られていたが、決勝戦では、そうしたタスクを連続して合計60分以内にこなすことが求められる。ロボットとオペレータ間の通信も制限されるため、より自律的な判断や制御が求められる。
開幕前日の6月4日は、各チームのリハーサルが行われていた。