シバントスが2015年5月28日に開催した「パートナーデイ」に登壇した、オンキヨー&パイオニアイノベーションズの宮城氏
シバントスが2015年5月28日に開催した「パートナーデイ」に登壇した、オンキヨー&パイオニアイノベーションズの宮城氏
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発売したカスタムインイヤーモニター
発売したカスタムインイヤーモニター
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 補聴器大手Sivantos社の日本法人であるシバントス(通称:シーメンス補聴器)は2015年5月26日、オンキヨーと共同開発したカスタムメイドのイヤホン「カスタムインイヤーモニター」を発売した(関連記事1)。シバントスの耳あな型補聴器をベースに設計したもので、スポーツ(ランニング)用とプロミュージシャン用、スタンダードの3品種がある。オンキヨーブランドで販売し、製造はシバントスが担う。

 シバントスの前身であるシーメンス ヒヤリング インスツルメンツとオンキヨーは2014年6月、デジタルヘルス関連市場を見据えた新規ビジネス分野で協力することを発表(関連記事2)。今回のカスタムインイヤーモニターはその具体的な成果で、「シーメンスの(補聴器の)匠の技術と、我々の音の技術を融合した」(オンキヨー&パイオニアイノベーションズ 代表取締役社長の宮城謙二氏)。まずはシバントスの販路で先行発売し、オンキヨーは2015年6月末から自社の販路でも販売する。

 カスタム生産にはシバントスの耳あな型補聴器と同様に、3Dプリンターを利用。3品種それぞれについてドライバ搭載個数に応じた3モデルを用意し、価格は5万9800円~11万9800円。