17万2500枚のパネル供給だけでなく、EPCサービス、O&Mも担当(出所:ハンファQセルズ)
17万2500枚のパネル供給だけでなく、EPCサービス、O&Mも担当(出所:ハンファQセルズ)
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 太陽光パネルメーカーであるハンファQセルズは5月18日、英国で2カ所、合計出力約45MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の稼働を開始したと発表した。英国の再生可能エネルギー発電事業者のGolden Square Energy社と共同で開発した。

 Golden Square Energy社は、AG Renewables社とIngenious Clean Energy社による合弁会社で、2014年に設立された。

 建設したのは、イングランド東部のケンブリッジ近郊に位置する、出力20.4MWの「Fenland Farm」と同24.8MWの「Green End」である。

 いずれも3月30日までに売電を開始し、同月末までの稼働を期限としていた、英国の再生可能エネルギー証書制度「1.4 Renewable Obligation Certficates(ROC)」による補助金の対象となった。

 2カ所の合計年間発電量は、一般家庭1万3300世帯以上の消費電力に相当する、約4万4000MWhを見込んでいる。

 ハンファQセルズは、太陽光パネルの供給だけでなく、EPC(設計・調達・施工)サービス、O&M(運用・保守)も担当している。今回の2カ所のメガソーラーには、自社製の太陽光パネル「Q.PRO-G3」を17万2500枚、設置した。

 英国における稼働済みの太陽光発電所として、ハンファQセルズは発電事業で合計出力45MW以上、EPCサービスで25MWと、合計出力70MW以上の実績を持つとしている。