東芝は日本人ゲノム解析ツール「ジャポニカアレイ」を使ったゲノム解析サービスの販売に関して、試薬大手の和光純薬工業と提携した(リリース)。和光純薬工業の販売ネットワークを生かし、大学や病院、製薬会社などの研究機関に向けた販売を強化する。

 和光純薬工業が販売を担当する「ジャポニカアレイジェノタイピングサービス」では、日本人のゲノム情報を短期間かつ低コストで解析する(関連記事)。研究機関から受け取った血液やDNA検体から、個人のゲノム情報を東芝が解析。疾病や生活習慣と遺伝子の因果関係を調べるコホート研究を手掛ける研究機関などに向けて、解析結果を提供する。