テスラ製の定置型エネルギー貯蔵システム(出所:テスラモーターズ)
テスラ製の定置型エネルギー貯蔵システム(出所:テスラモーターズ)
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 イタリアの再生可能エネルギー発電事業者であるエネル・グリーン・パワーは5月12日、米テスラモーターズと提携し、テスラ製の定置型エネルギー貯蔵システム(蓄電池システム)を、太陽光発電所や風力発電所と、最適に統合するための開発に取り組むと発表した。

 エネルのメガソーラー(大規模太陽光発電所)や風力発電所に導入して開発、検証していく。

 メガソーラーの売電量を増やせる上、電力網に再生可能エネルギー発電所をより多く導入する際の関連サービスの提供に寄与できるとしている。

 両社はまず、実証に使う再生可能エネルギー発電所を決定し、テスラ製のエネルギー貯蔵システムを設置する。出力1.5MW、容量3MWhのエネルギー貯蔵システムを導入する予定としている。

 エネルによると、今回締結した契約は、テスラのエネルギー貯蔵システムを、エネルの発電事業向けに最適化するだけでなく、電動モビリティ(electric mobility)の開発まで含めた、幅広い領域を対象とした覚書の一端としている。