米アップルは5月11日、中国の委託製造・物流拠点において、使用する全電力に相当する量を再生可能エネルギーで賄うと発表した。

 同社は、世界各地の拠点における消費電力に相当する電力を、再生可能エネルギーで賄う目標を掲げているが、この目標を中国の拠点にも拡大した。

 発表によると、同社は現在、世界各地の拠点における消費電力の87%相当分を、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーで賄っている。

 中国の四川省において、出力20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を2カ所、建設する計画で(関連ニュース)、この合計40MWの設備が稼働すると、中国拠点の消費電力量を上回る発電量になるとしている。

 アップルは今回、世界自然保護基金(WWF)と提携し、中国の森林を最大100万エーカー(約4046km2)保護するプロジェクトも発表した。