人が主体の自動運転技術を目指す──。マツダ常務執行役員で研究開発・コスト革新を担当する藤原清志氏が、日経Automotiveと日経ビジネスが開催した自動車技術のセミナー「次世代自動車2015発刊記念セミナー、クルマの未来~自動運転、インダストリー4.0で自動車業界はどう変わる」に登壇し、同社の自動運転技術のコンセプトを明らかにした(図)。機械やシステムが全てを処理する「完全自動運転」の方法は採らない。基本は人がクルマを運転し、万が一の時に人の操作を超えて安全な場所までクルマを自動的に運転するシステムを考える。「目的地まで自動的に操縦する機能など、我々は絶対に搭載しない」(同氏)。
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