メンテナンス事業の課題と対策例(出所:経済産業省・新エネルギー小委員会資料)
メンテナンス事業の課題と対策例(出所:経済産業省・新エネルギー小委員会資料)
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今後の発電予測のイメージ(出所:経済産業省・新エネルギー小委員会資料)
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 経済産業省は4月14日、新エネルギー小委員会を開催し、再生可能エネルギーに関する「長期に安定した自立電源となるための基盤整備」「出力管理の高度化」「地域に根ざした再エネの導入」「広域的な系統利用システムのルール構築」などについて、方向性を示した。

 太陽光発電は約20GWに到達し、今後も年間約8GWのペースで導入が進む一方、2019年には、余剰買取制度の終期が到来する案件が出始め、買取期間終了後の事業継続が課題になってくる。会合では、「可能な限り長期安定的に発電するエネルギーインフラとして活用するための方策が必要」との問題意識から、メンテナンスの重要性がテーマになった。

 すでに民間ベースで始まっているメンテナンスサービスの取り組みを加速する環境整備や、発電事業者が事業計画のなかにパワーコンディショナー(PCS)など設備の更新を織り込み、事業を継続していく体制整備の必要性が指摘された。