ロボットスーツHAL自立支援用(下肢タイプ)の装着イメージ
ロボットスーツHAL自立支援用(下肢タイプ)の装着イメージ
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ロボットスーツHAL自立支援用(単関節タイプ)の利用イメージ
ロボットスーツHAL自立支援用(単関節タイプ)の利用イメージ
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ロボットスーツHAL介護支援用(腰タイプ)の利用イメージ
ロボットスーツHAL介護支援用(腰タイプ)の利用イメージ
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 大和ハウス工業は、サイバーダインが開発・製造する「ロボットスーツHAL」の3商品を2015年5月1日から販売する。対象となるのは全国の介護・福祉施設などで、レンタル販売のみとなる。個人向けには販売しない。

 ロボットスーツHALは、身体を動かすときに発生する生体電位を装着者の皮膚表面から読み取り、歩行や関節の動作をアシストする装着型ロボット。今回は「ロボットスーツHAL自立支援用(下肢タイプ)」「ロボットスーツHAL自立支援用(単関節タイプ)」「ロボットスーツHAL介護支援用(腰タイプ)」を用意する。

 自立支援用の下肢タイプは、下肢に障がいがある人や、脚力が弱くなった人の歩行や立ち上がりなどの動作をサポートする。サイズはS・M・L(身長150cm~190cm)、重さは約14kg(バッテリー含む)。動作時間は約60分となる。レンタル価格は5年レンタルの場合で月額18万8000円(税別、以下同)。

 自立支援用の単関節タイプは、膝や肘に装着してトレーニングに使用する。座った状態や寝た状態でも利用できるため、より自由度の高いトレーニングができる。サイズは1種類のみで重さは約1.3kg(制御部とバッテリーを除く)。約120分間動作する。両側セットの5年レンタルで初期導入費用は40万円、レンタル価格は月額13万円。

 介護支援用の腰タイプは、介護者が介護をする際に装着する。腰部への負荷を減らすことで、腰痛などのリスクを軽減できる。これにより、病院や介護現場での労働環境改善、労働災害防止を目指す。1サイズのみで重さは約2.9kg(バッテリーを含む)。動作時間は約180分。3年レンタルで初期導入費用は10万円、レンタル価格は月額7万8000円となる。